ニュース

シャープ、“4K相当”のプレミアムフルHD AQUOS「XL20」

低反射「N-Black」やリッチカラー対応

 シャープは、フルHDパネルながら“4K相当”の高解像度表現が可能なプレミアムフルHD液晶テレビ「AQUOS クアトロン プロ XL20シリーズ」を11月10日に発売する。60型「LC-60XL20」、52型「LC-52XL20」、46型「LC-46XL20」の3モデルを用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は60型が28万円前後、52型が24万前後、46型が21万円前後。

LC-52XL20

 2013年11月に発売のAQUOS クアトロンプロXL10シリーズの後継機種。XL10シリーズで採用していたモスアイパネルを止め、その代わりにXL20では低反射「N-Blackパネル」を採用。また、HDMI入力を4K/60p、HDCP 2.2対応に強化した(XL10は4K/30pまで)。

 4K対応はAQUOS UD20/US20/U20シリーズの3シリーズ7モデルだが、4K相当のプレミアムフルHDシリーズとしてXL20を展開。地デジやBDソフトを楽しみたいという「フルHD堪能ニーズ」に対応していくという。

AQUOS クアトロンプロ XL20シリーズ
LC-60XL20
LC-46XL20

低反射「N-Black」+リッチカラーのプレミアムフルHD

クアトロンプロを採用

 フルHDパネルながら、4K相当の高画質表示を可能にする「クアトロン プロ」を搭載する。パネル解像度1,920×1,080ドット、UV2A方式のパネルだが、独自の「超解像 分割駆動エンジン」を採用。4原色の画素構成により垂直方向を、1画素内の2つの輝度ピークの独立駆動により水平方向の解像度を、それぞれ2倍相当にすることで、フルHDパネルでの4K相当表示を可能とした。

 パネルの表面加工は「N-Black」を採用。従来の低反射パネルに比べて、外光反射を抑えながら、内部の光の透過率を向上しており、高い色再現性や艶やかな黒表現が可能になるという。映り込みの少なさや黒の締りでは、XL10で採用していた「モスアイ」の方が上だが、コスト的にはモスアイよりN-Blackが安く、通常の低反射パネルよりは映り込みが少なく、黒の締りが良好となる。また、拭き取れば汚れが落ちるなどメンテナンス性ではモスアイに対して優位性があるという。

従来のパネル(左)とN-Black(右)の比較

 XL10からの画質強化点としては、色域を拡張する「リッチカラーテクノロジー」を新採用。LEDバックライトの改善や色復元回路により、色再現範囲を拡大し、地デジ放送の色域「ITU-R BT.709」を超え、デジタルシネマ(DCI)の色域に迫る広色域を実現。XL10比で約12%色再現範囲が拡大され、自然で豊かな色表現力を実現したという。

 THXディスプレイ規格の認証も取得。映画監督の意図する画質で映像を楽しめることも訴求している。THXディスプレイ認証は、4Kディスプレイとしてではなく、フルHDディスプレイ「ハイビジョン映像(2D)」としての認定となっている。

N-Blackの概要
リッチカラーテクノロジー
THXディスプレイの認証を取得。THXの認定員がTHXディスプレイ認証の概要を紹介した

 アクテイブシャッタータイプの3D表示にも対応。3Dメガネ「AN-3DG50」は別売となる。

新デザイン&テレビーナ対応

HDCP 2.2と4K/60p対応で、4K放送チューナも接続可能に

 スピーカーは、3ウェイ5スピーカー構成の2.1chフロントサウンドシステム。最大出力は10W×2ch+15W。テレビから独立したボックス構造や前向きのスピーカー配置によるクリアな音質が特徴で、ヤマハによるオーディオLSI「Audio Engine」も搭載。自然な音像定位を実現する。本体スタンドは二の字に配したアルミ製で、画面のワイド感を向上している。

 地上/BS/110度CSデジタルチューナを3系統搭載。別売USB HDDへの2番組同時録画に対応し、地デジ2番組録画中でも裏番組の視聴に対応する。

スピーカーにもこだわり

 ネットワーク機能も備えており、DLNAサーバー機能を搭載。録画した番組の家庭内の配信などが行なえる。放送通信連携サービス「Hybridcast」や、YouTube、ひかりTV、Hulu、クラウドゲーム「G-cluster」などに対応する。

 DLNAレンダラー/プレーヤーとしても動作。対応スマートフォンから無線LAN経由で映像出力できる「Miracast」や、Bluetoothもサポートしている。

 また、セガの知育エンターテインメント「テレビーナ」に対応。無線LANで接続されたテレビとスマートフォンの2つの機器で対応アプリを動作させ、テレビでの画像表示とスマホでのコンテンツ操作を連携させて楽しめるもの。例えば、クイズやパズルのグラフィックをテレビ上に表示させ、選択項目をスマホに表示/決定可能にする知育コンテンツなどが提供可能となる。

LC-52XL20

 テレビーナの第1弾として、セガがソニック・ザ・ヘッジホッグが登場する「ソニックとナゾの宝石」を用意。セガでは、今後タイトルの拡充とともに、対応テレビも順次増やしていくとしている。

 入力端子は3機種共通で、HDMI×4(3,840×2,160/24/25/30/60Hz入力対応)、D5×1、コンポジット×1、アナログRGB×1を用意。アナログ音声入力も1系統備えている。出力は、アナログ音声(ビデオ入力端子兼用)、光デジタル、ヘッドフォン出力を用意。USB×3、Ethernet端子も用意する。

 消費電力と年間消費電力量は、60型が約202W、119kWh/年。52型が約167W、99kWh/年。46型が約152W、83kWh/年。スタンドを含めた外形寸法と重量は、60型が135.3×36.1×90cm(幅×奥行き×高さ)で約29.5kg、52型が119.3×29.6×80.4cm(同)で、約23.5kg。46型が105.5×29.6×72.5cm(同)で、約20kg。

(臼田勤哉)