御嶽山噴火:「2日午前で行方不明者24人」長野・木曽町

毎日新聞 2014年10月02日 12時32分(最終更新 10月02日 13時14分)

 御嶽山の噴火で、家族らの安否情報を求めて多くの人が待機する長野県木曽町は2日午前、町が把握している御嶽山登山者の行方不明者数は、現時点で24人と発表した。1日までに町として把握していた不明者数46人から、県警の捜索で判明した22人を差し引いた。

 ただ、24人の中には家族らが「御嶽山に行ったかもしれない」「連絡がつかないので、もしかしたら」などと、不確実な安否確認の要請も含まれているという。

 町災害対策本部の副本部長を務める原隆副町長は「まだ捜索できていない場所があるので、早く捜索してもらえるよう対策本部としても関係機関に協力を求めていきたい」と話した。

 安否確認できない登山者の家族らの多くは、木曽町で待機している。町役場や公民館など町内4カ所の待機所には、2日午前10時半現在で約70人の家族や友人らがいる。1日までに死亡が確認された47人は全員が同町に搬送されている。【横井信洋】

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