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日本サッカー協会・小倉新会長への期待と課題
サッカージャーナリスト 大住良之

(3/4ページ)
2010/7/31 7:00
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非常に厳しい時期

 しかし06年ワールドカップでの不振(1分け2敗で1次リーグ敗退)を機に日本代表の人気も下降ぎみとなり、UEFAチャンピオンズリーグを中心としたヨーロッパサッカーに対する関心が高まる一方で、日本のサッカーに対する関心は低下した。

 今回のワールドカップで岡田武史監督率いる日本代表が決勝トーナメント進出という好成績を残したことで日本代表への関心は一時的に急激な高まりを見せたが、これが再び人気上昇のサインとは思いにくい。日本代表の人気低迷は、約6割を代表関連の収入に負っている日本サッカー協会の財政を圧迫していく。小倉氏は、非常に厳しい時期に会長に就任したと言うことができる。

1期2年間だけの任期

 今回の小倉氏の会長就任には、特別な状況がある。日本サッカー協会の内規によれば、役員(理事)の定年は65歳、会長、副会長は70歳となっている。71歳の小倉氏の会長就任は、長年のFIFA理事としての活動を評価した特例だと言う。小倉氏は、自ら「1期2年間だけ」と、会長としての仕事を限定している。

 その間に、早急の仕事として、日本代表チームの次期監督決定、22年ワールドカップの日本招致がある。さらには、公益法人制度改革にともなう「公益財団法人」への移行(12年4月をめど)と、非常に重要で大変な仕事もある。

「自分たちの協会」「自分たちの会長」に

 だが私は、日本サッカー協会という組織の風通しをもう一度良くすること、日本全国のサッカー選手、関係者が「自分たちの協会」「自分たちの会長」と感じられるようにすることこそ、小倉氏の最大の責務ではないかと考えている。

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