溝呂木佐季
2014年10月2日05時46分
百貨店大手の高島屋が、住宅リフォーム事業に参入した。本業の物販にとどまらず、顧客の富裕層へのサービス提供を拡大させる狙いだ。百貨店の内装工事を手がけてきたノウハウを武器に、膨らむリフォーム市場での成長をめざす。
百貨店が売り場にコーナーを作ってリフォーム会社に取り次ぐケースはあるが、高島屋は自ら手掛ける。完全子会社「高島屋スペースクリエイツ」(東京)が個人住宅向けのリフォーム営業部を設置。大阪、横浜など高島屋主要6店の家具売り場に担当者を置いて来店客の相談に応じる。顧客宅に出向いて販売する外商客からも注文を受ける。
百貨店内の高級ブランド店やホテル、豪華客船のほか、迎賓館の内装も手掛けてきた実績を生かす。有名建築事務所や工務店と提携し、顧客が幅広くデザインを選べるようにもした。
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