「東洋経済」が発表した「住みよさランキング」No.1の街で、白い一戸建てに住むのも夢じゃない... 続きを読む
PR 2014/8/1
空間には男性の家族以外に別グループの5人も逃げ込んでいて、外から聞こえる音と数ミリの隙間からしか現状を把握できないという過酷な状況下で避難していたという。男性はその時の様子を次のように振り返っている。
「夜とも違う、光が全く届かないまさに暗黒という感じでした」
「タオル等で押さえていても息が出来ない程のガスが充満してきて、ここで本当に死を意識しました」
「落ち着いたと思っていたら、また轟音と共に真っ暗になり、噴石が落ちる音、ガスの充満...そして落ち着いて...これを5回以上は繰り返したと思います」
1時間半ほど経ち、男性たち9人はリスクがあるとこを承知で下山を決意。降り積もった火山灰は30cmほどだったそうだが、滑らないよう気を付ければ歩くことができた。すでに下山していた人たちの足跡なども頼りに、グループの人たちのフォローや、山小屋スタッフのサポートなど、周囲に助けられながら消防署員と救急隊員が待機しているエリアまで戻ることができたそうだ。
男性は「報道などの噴火の映像を見るたびに、本当にあの状況では誰が同じようになってもおかしくなかった。あの場所にいて今生きている事に、まだ不思議な感じです」と振り返り、支えてくれた人々に感謝するとともに犠牲者へ追悼の意を示し、けが人の回復と安否不明者の無事を祈った。
噴火時の状況だけでなく、最悪の事態も想定していた中での心境を詳細に綴った7000字以上に及ぶ手記は、インターネット上で大きな反響を集めている。
「すごいです。なんか、涙出てきた」
「凄まじい体験で言葉もありません...ご無事でなによりでした」
「凄い記録。書き残してくださった理性と気力に感謝」
などとして10月1日15時時点でFacebook上でも1500回近くシェアされている。
警察や消防、自衛隊は10月1日の朝から捜索を再開した。11時時点の報道によると、これまでに山頂付近で新たに7人が心肺停止の状態で発見された。また、ふもとに運ばれた人のうち新たに6人の死亡が確認され、死者は計18人、心肺停止状態の人は25人となった。
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