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PR 2014/8/1
「まだ鮮明に覚えているうちに、自分用の記録として残しておこうと思います」――。長野と岐阜の県境にある御嶽山の噴火に巻き込まれた登山者の一人が、自身のFacebookに一部始終を綴った。
壮絶な手記は一般公開されており、多くの人から反響を呼んでいる。
男性は愛知県安城市在住で噴火から2日後の2014年9月29日に手記を公開した。男性は27日、妻と子供2人の家族4人で御嶽山に登ったという。
朝6時半ごろ王滝口登山道からスタートし、休憩も多めにとりながら4時間ほどかけて王滝頂上に到着。その後、一行は王滝頂上山荘の南側にある広場で1時間ほどの昼食休憩をとった。男性は「剣ヶ峰」まで行かずに下山しようと考えていたが、子供たちの希望を受けてどうすべきか考えていたところ、11時52分を迎えた。
男性は噴火の瞬間を次のように伝えている。
「全員がザックを背負った瞬間...『バリバリバリ、ドカーン!!!!』ものすごい音が...カミナリか!?と一瞬思い、その音がした地獄谷の方を見ると、目の前の谷から大きな噴煙が立ち上がりました。周りにいた登山者全員が状況を把握できず、『写真!写真!』という声が聞こえてくるなど、その瞬間は恐怖を感じる事も出来ない程、誰もが状況を把握していませんでした」
あまりに突然のことに、恐怖を感じるに至らなかったというのが印象的だ。だが、最初の噴火から10秒弱で本物の恐怖が襲った。
「『ドドドド...ドカーン!!!!』という爆音とともに、最初の噴煙とは比べ物にならない大きな噴煙の柱が空高く舞い上がるとともに、もの凄い早さで自分たちのいる方に向かってきました」
どこかに隠れるべきだが、山荘の入り口までは今から走っても間に合わないなどと一瞬のうちに考える中、男性は、昼食時に近くのトイレの真下に入り口のようなものがあったことを思い出して駆け込み、間一髪、噴煙の直撃を免れたそうだ。逃げ込んだ場所は汚物タンクの置き場だった。
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