香港 抗議参加の市民は最大規模に10月2日 4時24分
民主的な選挙を求める抗議活動が続いている香港では、2連休の初日となった1日夜、抗議に参加する市民は、これまでで最大の規模となるなか、学生団体側が香港政府のトップの辞任を求める要求を出し、今後、政府側がどのような対応を示すのか注目されます。
香港では、行政長官選挙の改革で市民の直接選挙を導入する一方、中国の体制に批判的な民主派が事実上、立候補できなくなったことに抗議するデモが先週から続いています。
中国の建国記念日に当たる国慶節などで2連休の初日となった1日は、香港島や九龍半島の5か所で大規模な抗議活動が行われ、学生だけでなく幅広い世代の市民が参加しました。
このうち香港島にある香港政府の建物周辺では、夜になっても参加者は増え、12車線の車道をおよそ500メートルにわたって埋め尽くすように数万人が集まり、これまでで最大規模となりました。これに先立ち抗議活動の中心的な役割を担っている学生団体の幹部が記者会見し、2日夜までに香港政府のトップの梁振英行政長官が辞任しなければ、活動をさらに拡大させる考えを明らかにし、香港政府側を揺さぶりました。
これまで梁長官は、辞任する考えはないとしていますが、香港では、連休2日目の2日、抗議活動の参加者がさらに増えることが予想され、政府側が事態収拾のため学生団体などの要求に対し、どのような対応を示すのか注目されます。
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