ファニーとフレディ、40%近い株価急落-株主の敗訴に失望
10月1日(ブルームバーグ):1日午前のニューヨーク株式市場で米ファニーメイ (連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の株価が40%近い急落。ブルース・バーコウィッツ氏率いるフェアホルム・キャピタル・マネジメントなどが米政府を相手取り、民間株主への利益還元を求めた裁判で、米裁判所が前日に株主の訴えを退けたことから、売りが殺到した。
ニューヨーク時間午前10時2分現在、ファニーメイは38%、フレディマック は37%それぞれ急落。プライベートエクイティ(PE、未公開株)ファンドやヘッジファンドが保有する両社の優先株も売りを浴び、54%急落するシリーズもある。住宅ローン公社大手である両社の株価は過去2年以上にわたり、株主の利益共有権が認められるとの観測から急伸していた。
投資家らは契約によって配当と資産整理の際の優先順位を約束されていると主張。現在の取り決めは憲法に反するとして訴えていた。米連邦地裁のロイス・ランバース判事はこれを退け、両公社救済の取り決めに追加された2012年の修正条項によって、両公社の利益の「ほぼ全額」が米財務省に移転されると指摘した。
原題:Fannie Mae, Freddie Mac Plunge After Court Ruling onProfit (3)(抜粋)
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更新日時: 2014/10/02 00:06 JST