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なんで皆そんなに戦争を恐れるのだろうか?

カテゴリー:
政治・経済
死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論 (角川フォレスタ)
堀江貴文 瀬戸内寂聴
KADOKAWA/角川学芸出版
売り上げランキング: 1,152

この本の記述内容を巡って、一部の煽り系ライターが変な記事を書いていたのでプチ炎上してる。瀬戸内寂聴さんが戦争を恐れていたのに対し、私が恐れすぎでイザとなったら逃げればいいんですよ。って答えた事にたいして内容を多少脚色して書いたものだから、はてなブックマークとかでゴチャゴチャ文句言う系の人が脊髄反射してくれてる(苦笑)。曰く経済的合理性がないから戦争が起きないってのは第一次世界大戦以前にも言われていたことだとか。その時と今と状況が相当変わっていることはそうやってあおっている当人たちもわかってるくせにな。。。

そもそも当時とは比較にならないくらい特に先進国の住人たちは豊かになった。移動の自由はかなり保証されている。第三国まで船や列車で数日かかるなんてことはなくなった。LCCでひとっ飛び格安である。もっと変わったことは情報収集のしやすさだろう。今丁度民主化運動で盛り上がっている香港の状況は中国本土の上海にいても、少なくとも外国人である私達は国際ローミングでつながっている3G回線越しにはフルオープンでtwitterやフェイスブックにアクセス出来て、当地の状況を事細かく知ることができる。当時はせいぜい文字を読める人が御用記事を書くドメスティックな新聞経由で知ることしか出来なかっただろう。

だから、論理的思考ができない偏狭がナショナリズム勢力に対して牽制をきかせることがかなり可能である。それにともなって国民国家そのものへの帰属意識もかなり薄くなっていると思われる。例えば命を賭けて国民国家としての日本を、他の国民国家の構成員を殺してまで守ろうって思っている人がどれだけいるのだろうか。今や戦争は国民国家vs国民国家のものからどちらかと言うとゲリラやカルト集団と国民国家集団との戦いに変わりつつあるのではないだろうか。イスラム国はその典型であろう。国民国家という概念が溶けていくのに従って彼らは誰を相手に戦いを挑むのか、よくわからなくなってくるんじゃないだろうか。

結局一部の者が富を独占しているとよく言われるけど、この時代チャンスは全世界の誰にでも用意されている。誰でも富を得たいと思えば得られるシステムは用意されている。ただし偏狭なプライドや凝り固まった保守的考えを無くす必要があるけどね。それを維持したまま富を得ようと思うのは、どう考えてもワガママだと思うのだよね。で、別に富なんか得なくても精神的に豊かな暮らしが出来るだけの技術開発を人類は既に達成していると思うんだよね。

だから、デモとかストとかやってる人って自己満足とかストレス発散でしかないと思う。もっとマシなストレス発散して他人に迷惑掛けないでくれって思う。

なんて、ことを田原総一朗さんと対談した本も出ました。買ってね!

(043)もう国家はいらない (ポプラ新書)
田原 総一朗 堀江 貴文
ポプラ社
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問題だと思うのは、私が対談している90歳オーバーの瀬戸内寂聴さんや、80歳オーバーの田原総一朗さんのほうが、よっぽど私なんかの考え方を理解してマトモなディスカッションになっているのに、はてなブックマークとか2chで訳のわからん論理を展開してる、若い奴らが結構な数いるってことなんだよなあ。。。もっと頭使えよ、勉強しろよ。。。。