World Football海外サッカー

本田圭佑はそのプレイでスポーツ紙の主役になった

2014.10.01

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り2014~2015(5)

 3試合で2ポイント、これがここ1週間でミランがサポーターに贈ることのできた結果だ。

 ミラニスタたちを熱狂させたスタートダッシュはユベントスによってストップをかけられ、その後のセリエAに昇格したばかりのチーム(エンポリとチェゼーナ)とのアウェー戦ではどちらも引き分け。無敵のミラン復活を期待していたサポーターたちは正直がっかりだったろう。現在、ミランは自分たちに合ったプレイを模索しているところで、非常にデリケートな時期と言っていい。インザーギの頭の中には、多くの考えが詰まっているのは確かだ。

エンポリ戦後、ファンの声援に応える本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) さて我らが主人公、本田圭佑だが、イタリアから遠く離れている皆さんにはわからないかもしれないが、とにかくこの数週間、本田はスポーツ紙の主役なのだ。火曜日のエンポリ戦では見事な左足のシュートを決め、各紙が高い評価を彼につけた。今や本田はインザーギ・ミランになくてはならない存在、チームの軸である。

 日曜日のチェゼーナ戦でもミランは非常に魅力的なフォーメーションでピッチに立った。これも本田の安定した持続力のあるプレイのおかげである。1トップのフェルナンド・トーレスの後ろには本田、メネス、ボナヴェントゥーラのオフェンスを天職とする3人。彼らはよく攻めたが、同時に守備にも手を貸した。インザーギは何度も攻撃陣をサポートするよう他の選手たちに指示しなければならなかった。

関連記事

みんなはどっち?

  • JavaScript 有効にして下さい

スペシャルコンテンツ

  • 9月特集 アジア大会 2014の発見
  • 8月特集 すべてのことはスポーツ漫画から学んだ
  • 7月特集 Jリーグから始めよう

厳選連載記事

福島良一 MLBコアサイド

フォーメーション進化論 福田正博

吉井理人の「投究論」

名波浩の視点 NANAMI’S EYE

竹内由恵 たけうっちタイムス

出水麻衣 スポーツNewsの現場から

枡田絵理奈 素顔がとてもステキです

月刊白鵬

遙かなるツール・ド・フランス〜片山右京とTeam UKYOの挑戦〜

アスリートWatching 〜腕時計から見るスポーツの世界

  • Sportivaの本 スポルティーバから発売されている書籍の一覧はこちらから。
  • Twitter Official Account
  • YouTubeOfficial Account
  • Facebook Official Account

過去の記事

2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
竹内アナが取材現場でのエピソードを紹介

竹内アナが取材現場でのエピソードを紹介

テレビ朝日・竹内由恵アナウンサーが、現場で見た選手や監督の素顔とは--

  • 至高の名勝負コレクション 燃えろ! 新日本プロレス エクストラ 猪木 VS アリ戦! 好評発売中!!