全漫画ファンに告ぐぞ!
今すぐ君のそのスマホにジャンプのマンガアプリをインストールして『キッカケはプラネタリウム』を読め!もちろん無料だ。短編だから五分空き時間がありゃ読める。通勤時間に、クソくだらないまとめサイトとか読んでる、クソみたいに無駄な時間があるなら、今すぐ読め!
ジャンルはSF 。セリフはほぼ無い。プラネタリウム好きの大人しい女子と、彼女のことが気になる男子の淡いラブストーリー。努力も友情も勝利もないけど、ワンダーがあるから、はてなに巣食うボンクラ共には大好物だろうけど、内容はまあいいや。
じゃ何がすごいかっていうと、コマ割りがスマホに最適化されていて、紙の漫画ではできない表現に挑戦してること。
絵って、それ自体は時間軸を持ってないじゃない。だから中世の絵画とかは、構図で右から左に四季が移り変わっていく様を描いたり、モチーフとして砂時計とか死神をだしたりとかして、時間の流れを表現してたりするわけよ。
で、この『キッカケはプラネタリウム』はフリックしながらページを下に読み進めていくんだけど、そのフリックの速度で時間軸のスピードを読者にある程度コントロールさせるようなコマ割りになってるの。
どういう事かってーと、漫画を読んでる時って、アクションシーンは頭の中で動きを補完しながら読んでるじゃん?
で、気持ちのいいアクションのタイミングがそれぞれ読者の中にあるでしょ。
『キッカケはプラネタリウム』はその各人の頭の中の気持ちいいアクションのタイミングに、フリックで読み進めていくタイミングがシンクロするようなコマ割りになってんの。
だからスマホでフリックで読まないと意味がない。要は表現はメディアに基底されるってことなんだけど、こんなアイディアがあっさり出てくる可能性が秘められてんだなぁって感心したよ。
ていうかこんな事、こんなとこでグダグダ言わなくても、読んでて脳がひっくり返るようなシーンが2回くらいあって、スピードだけじゃなくて、カメラワークまで自分がコントロールしてるような錯覚に陥るその画像貼り付けたら一発でスゴさがわかるんだけど、ネタバレになるから言えない!!
けど言いたい!!
スマホならではのコマ割りなんて、comicoなりどこでもやってる事だわ。増田「ReLife」読んだんけ? 今頃そんなのを珍しがるなんてロートルすぎんだろ。
横だけど、ReLifeは3話辺りまで読んだ限りでは文字中心に進んでくタイプだったから フリックないしはスクロールし続けるのは文字が読みにくいだけだったわ。 『キッカケはプラネタリ...