別れたはずの彼と何故か一緒にいた。
彼は、20センチはありそうな大きな安全ピンを何個か持っていて、それを私に刺すという。私は思わず嬉しくなって、本当にいいの?と聞いた。
ドキドキしながら腕を差し出した。筋肉の中を8mm位の針が通っていく。ああ、身体の中まで侵入されちゃった。恍惚を覚えた。するすると筋肉の中を金属の棒が通り抜ける感触は本当に気持ちが良かった。全部つけ終わると両腕は大きな安全ピンが腕に5個くらいずつついていた。
けど気が付くと、内出血を起こし始め皮膚がどす黒く変色していた。まずいと思ったのか、彼は急いで安全ピンを切断し始めた。私は焦らなくても大丈夫だよと、妙に落ち着いて言ったのを覚えている。
全部取り終わって、両腕をアルコールで消毒した。あ、刺す前に消毒し忘れてたねって笑いながら言った。けれど本当はもっと付けたままでいたくて、外すときは少し寂しかった。