御嶽山噴火:10人近く岩の下敷き…削岩機使い救助へ

毎日新聞 2014年10月01日 15時00分

御嶽山頂上付近の二ノ池(手前)周辺で等間隔に並び、登山者の捜索をする自衛隊員ら=2014年10月1日午前11時1分、本社ヘリから竹内紀臣撮影
御嶽山頂上付近の二ノ池(手前)周辺で等間隔に並び、登山者の捜索をする自衛隊員ら=2014年10月1日午前11時1分、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、心肺停止状態で発見された人の中に、約1メートル四方の大きな岩石の下敷きになっている登山者らが山頂付近に10人近くいたことが消防関係者への取材で分かった。噴石とみられるが、当初から現場近くにあったものが動いた可能性もある。人力では動かせないため、緊急消防援助隊などは近く、削岩機などを使った救助に乗り出す。

 御嶽山は9月27日午前11時52分に噴火。28日に警察や自衛隊とともに黒沢口から登り、山頂付近に到達した愛知県の消防隊は、剣ケ峰山頂付近で複数の人がそれぞれ大きな岩石の下敷きになっているのを見つけた。腹や背中の上に岩が乗っており、性別は分からなかった。協力して人力で動かそうとしたが、無理だったという。

 同様に黒沢口から入山した長野市消防局の男性隊員(40)は剣ケ峰山頂を少し下った急斜面でリュックサックを発見。辺りに人の姿はなく、高く積もった灰から岩石の上部が顔をのぞかせていた。周辺をかき分けてみると、岩石の下に人が埋もれていたという。その周囲には灰に埋もれた岩が多数あり、その下にも人が倒れていた。岩石と岩石に挟まれるような形で、体を折り曲げている人も見つかったという。28日は山頂周辺で有毒ガスが充満したことから捜索は夕方に中断。男性隊員は「また助けに来る」という気持ちで、救助を断念した登山者らの体に毛布をかけてきたという。【野口麗子】

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