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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、陸域観測技術衛星「だいち2号」がとらえた御嶽山の噴火後の画像を公開した。噴火前と比べ、火口とみられるくぼ地が新たにできていることが確認できた。

 上空630キロから、噴煙や雲を透過できる波長の長い電波で観測・撮影した。噴火前の8月18日と噴火後の9月29日の画像を比較すると、剣ケ峰山頂の西側に噴出口とみられる長さ約210メートル、幅約70メートルのくぼみができていた。また画像を重ね合わせて変化をみると、山の周囲で火山灰が積もった様子が確認できた。