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米印首脳 日本含め関係強化を10月1日 10時43分
アメリカのオバマ大統領はインドのモディ首相と会談し、海洋進出の動きを強める中国を念頭に、インド海軍への技術協力の強化や、日本も含めた3か国の外相会談の開催を目指すことを盛り込んだ共同声明を発表しました。
アメリカのオバマ大統領は30日、就任後初めてワシントンを訪れたインドのモディ首相と会談しました。
ホワイトハウスが発表した共同声明によりますと、両首脳は会談で、安全保障分野の協力関係を拡大するため、アメリカがインド海軍への技術協力を強化することについて協議したということです。
これは、インドの空母の建造を支援することなどが念頭にあるものとみられます。
また、両首脳は、日本も含めた3か国の対話が重要だと強調し、外相会談の開催を目指すことを決めたとしています。
そして、南シナ海の領有権を巡る問題で緊張が高まっていることに懸念を表明したうえで、すべての当事者に、力を行使せず国際法にのっとって平和的に解決するよう求めたということです。
一方、経済分野では、貿易や投資の拡大、それに鉄道網の整備や原子力関連技術を巡って連携を強化していくことを確認したとしています。
アメリカとインドは、日本も含めた3か国で歩調を合わせて関係強化を図っていくことで、海洋進出の動きを強める中国をけん制するねらいがあるものとみられます。
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