北九州市議会:慰安婦問題の事実検証 国会に求める意見書
毎日新聞 2014年09月30日 12時14分
北九州市議会は30日の本会議で、朝日新聞が従軍慰安婦に関する一部記事を取り消したことを受け、慰安婦問題の事実関係を国会で検証することなどを求める意見書案を賛成多数で可決した。
意見書は議員20人が共同で提案した。朝日新聞の報道について「従軍慰安婦問題が日韓の外交問題に発展する事態になった」と指摘。「近隣諸国との今後の平和と友好を築くためには、公の場で検証が必要」と主張し「正しい歴史認識を発信する措置を講じることを要請する」としている。
朝日新聞の従軍慰安婦報道を巡っては、大阪市議会も今月9日、政府に適切な対応を求める意見書を可決している。【奥田伸一】