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検事が大立ち回り けんかで4人に全治さし けんかの検事を戒告の懲戒処分 奈良地検
けんかで4人に軽傷を負わせたとして、奈良地検は30日、男性検事を戒告の懲戒処分にしたと発表した。
地検などによると、検事は5月23日午前3時ごろ、飲酒後に奈良市内の路上で面識のない男4人とけんかになり、4人の顔などに全治5日間の軽傷を負わせたとしている。
検事も骨折などのけがを負い、奈良署は7月、検事を含む4人を傷害容疑で書類送検。地検はこの日、全員について不起訴処分(起訴猶予)とした。
地検は不起訴処分の理由を、(1)双方が負傷している(2)被害者が処罰を望んでいない(3)男性検事が反省している-と説明。地検の坂本順彦次席検事は、「法令を厳格に順守すべき検事が傷害行為で懲戒処分になったのは誠に遺憾で、改めて綱紀の粛正と厳正な保持を徹底するよう指示した」とした。