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日常化する「パクツイ」、人の言葉で賞賛を集めようとする心根
写真●Twitter上で他人のツイートを自分のものとしてツイートする「パクツイ」が増えている(写真はイメージ)
「パクツイ」という言葉をご存じだろうか。元の発言者を明らかにした上で公式リツイートするのとは異なり、Twitter上で他人のツイートを自分のものとして盗用して(パクって)ツイートすることを指す(写真)。
リアルタイム検索で調べると、「よくパクツイします」「パクツイされた」というツイートがいくつも見つかる。一部のTwitterたちには、ツイートの盗用が日常的になっているようだ(図1)。
図1●パクツイの例。まったく同じツイートを様々なアカウントが自分のものとしてツイートしている
リツイートの場合はだれが最初に発言したかをたどれるが、パクツイの場合はパクツイをした人が最初の発言者(ツイートの文面を思いついた人)のように見える。そして得られる賞賛(リツイート)はパクツイをした人のものになる。面白いツイートをする人と認知されれば、自分へのフォローも増えていく。
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