サンフランシスコ=宮地ゆう
2014年10月1日10時19分
米マイクロソフトは9月30日の米メディア向けイベントで、新しい基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」を発表した。同じ画面をスマートフォン(スマホ)からパソコンまで幅広く使えるのが特徴だ。来年後半に発売する。
「ウィンドウズ8」の次は数字をひとつ飛ばして「10」とした。「8」は、それまで画面の左下にあった「スタートボタン」をなくして不評を買ったため、これを復活させた。
2012年に発売された「8」はタブレット端末に対応させるためにアイコンを指で触って操作できる機能が売りだった。しかし、マウスとキーボードを使うパソコン利用者から「使いにくい」という声が出て、改良版を出してスタートボタンを復活させるなど定着しなかった。
「10」はスタートボタンをクリックすると、よく使うファイルや機能に素早くいけるようにした。スマホ、タブレット、パソコンなど端末の種類に関係なく同じ画面が出せるのも特徴だ。端末に応じて指で触ったりクリックしたりして操作できるようにした。
マイクロソフトは「ウィンドウズ10はあらゆる端末から法人向けまで対応できる最も包括的なOSになる」としている。(サンフランシスコ=宮地ゆう)
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