東進ハイスクールの林修先生のまさかの冠番組がスタートした。その道に精通するエキスパートや芸能人が講師となり、林先生が逆に生徒役となって学ぶという中身だ。初回はテレビ朝日系の人気ドラマ「相棒」の松本基弘ゼネラルプロデューサーを講師に、「刑事ドラマの作り方」を学ぶ。林先生は「相棒」の熱狂的なファンで、「相棒」の脚本を自分書いてみたり、仲間内で「相棒イントロ」というゲームもやる。最初の20秒だけ見て、その回の犯人を当てる遊びだという。林センセイ「相棒オタク」だった!犯人すべて覚えてる
講義は「相棒」を題材にして始まった。「設定の作り方」について、ゲスト生徒のNON STYLE・井上が「決まったタイプのキャラクターが必ずいるというのはあるのか」と質問する。松本GPは「そんな風に考えたことはない」として、キャラクターは生い立ちなど細かいことを決めずに緩くしていた方が、後でやりやすいという。全体的にファジーにやるのが面白さに直結する要素のようだ。
「事件のネタ運び」ついては、キャラクターをどんな状況に置けば面白くなるかがカギだという。一例として、「右京と薫が手錠で繋がれていたら…」と松本GPが挙げると、即座に「喜多嶋舞さんが犯人の時ですね」と勝手に相棒イントロに正解する林先生。いや面白い。基本的に脚本家がやりたいことを尊重して、あとは最初の客であるプロデューサーがより面白くするための穴埋め作業をしているという。
トリックより大事なのは「犯行の動機」だ。「なぜこの人は殺人をしなければならなかったか」を納得できるところまで落とし込んでいく作業に、大変なエネルギーを注いでいるという。先程の例でいうと、「手錠をかけさせた奴は何がしたいんだろう」とまず考えるが、視聴者は2人への復讐だろうと考えるので、期待を裏切る別の理由にする。
ストーリーをギンギンに鍛えたい14
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/2chbook/1373590340/
以下内容まとめ
・キャラクター設定は最初から決め込んでいかない方が、今後の展開で何とでもなる
・事件のネタは、「主人公をどういう状況に置いたら面白くなるか」「時事ネタを参考に、この話題のこの立場の人がこうなったらどうなるんだろう?」を考える
・トリックは「この色の布にこの色のライトを当てるとこういう色になるんです」というような日常の発見から
・刑事ドラマのストーリー作りで最も重要なのは、トリックよりも犯行動機
・こういう展開なら視聴者は「犯人はこういう動機だろう」と思うだろうから、そうミスリードさせつつ裏切ってストーリー展開をする
・脚本を書くときに行き詰って悩まないと、視聴者もこの後どうするんだろうという風に気にならないから面白いものは出来ない
刑事ドラマやミステリに限らず、面白いストーリー展開を作る参考になると思った
状況ってやっぱり人間関係だよね
人間関係・・・もちろん主人公にとって逆境となる人間関係だよな
ただ昔は、主人公が「なにくそ」と気合を入れて、逆境を跳ね除けてゆく展開が
漫画でもドラマでも多かった気がするが、今だと右京さんみたく、
「逆境?どこがです?」みたいな感じで、逆に主人公を圧迫する人間関係を
形成する悪役どもが、主人公の超然とした態度(それでキャラが立つ)に、
イライラして、もっと攻撃的になり、ストーリーが展開するってのが多いような
「こんな逆境を乗り越えるor乗り越えようとするから凄い」
よりも
「こんな逆境に平然としてるor逆境とも思ってないから凄い」
っていう方が、主流になってる感じがする。
さらに要約すると、「努力」「根性」「不屈」よりも、「超然」「平然」「余裕」などが、
流行りとでもいうか。
人間的すぎるキャラを主人公にするのって作風によっては微妙な気がする
特に逆境がクローズアップされるストーリーで主人公のメンタル弱いとイライラするというか
でもそれって昔から割と主流じゃないかな
主人公は毅然としててオロオロするのは相棒や脇キャラみたいな
単に心が強い奴だ、凄い根性の奴だっていうよりも、
なんでこいつはこんなに図太い神経してるんだ?こんなに余裕があるんだ?
っていう、ちょっとミステリアスな雰囲気を混ぜることが多くなった気がする
剛よりも柔って感じ
障害を改善しようと努力するキャラと
障害をなんでもないと感じるキャラじゃ後者の方が格が高く見えるし
主人公像がありふれて来てより発展してきた形じゃないかね
それも多用されてきたのか今だと進撃が熱血クールって感じでウケてるし
Twitter の内容まとめ
脚本家と4人のPで「何しようかねー」。ネタ=状況、キャラクターをどういう状況に置いたら面白いだろう。 #相棒 右京さんと薫ちゃんが手錠で繋がれてたら?「喜多嶋舞さんが犯人の時ですね」 #今やるハイスクール 実際のニュース(死刑執行ボタン)「寺脇さんが北海道行った時」前田愛さん」
— ナマケモノ //スナ (@snufkin_k) August 6, 2013
犯人出てくるの遅い?早い?これだと視聴者ストーリー納得しないんじゃ? #今やるハイスクール 松本P「作家さんが書いてきたプロットやストーリーを、最初の客である我々が読んで、ダメ出し・穴埋めを一緒にしてく作業をする。作家さんがやりたいと思うことがある場合、尊重してく形。」 #相棒
— ナマケモノ //スナ (@snufkin_k) August 6, 2013
手錠「クイズ王」 #相棒 手錠かけさせた奴は何がしたいんだろう。2人をいじめてるから復讐?は誰でも思うから復讐にはしない。じゃあ何がしたい? 目の前で殺人事件が起こすことによって右京さんを苦しめてやろう。無差別殺人かと思わせて実は、そもそもソイツを狙ってた。 #今やるハイスクール
— ナマケモノ //スナ (@snufkin_k) August 6, 2013
松本P「先に無茶苦茶なこと思いついて、どうやったら成立できるか苦しむ。普通に考えたら絶対に行き詰まるようにしてかないと、お客さんも楽しめない。どうするんだ?ていう状況作って、どうするんだ?てお客さんも思う。予想できる状況では面白くない #相棒 自分たちの首絞めてココから抜け出そう
— ナマケモノ //スナ (@snufkin_k) August 6, 2013
コメント
コメントする