ストーリーをギンギンに鍛えたい15

http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/2chbook/1387439386/

 

33: スペースNo.な-74 2013/12/26(木) 21:45:56.44
海外のブログに「主人公にはarcが必要だ」って書いてあって、
何が必要だって言ってるのか調べるのに30分もかかっちゃったぜ

34: スペースNo.な-74 2013/12/26(木) 21:56:00.44
arcってのは日本語で言う「◯◯編」な
過去編とかシリーズ全体の中での一区切りのイベントのこと

35: スペースNo.な-74 2013/12/26(木) 23:55:49.42
ちがうよw

37: スペースNo.な-74 2013/12/27(金) 00:12:39.53
>>35
いや、フィクション関係で arc といえば通常そういう意味だよ。
少なくとも自分が日常目を通してる海外のサイトでは頻繁に使われる用語。

A story arc (a contraction of "over-arching storyline") is a sequence of series installments,TV episodes, comic issues,
or a certain period of time in a Video Game that puts characters through their paces in response to a single impetus;
basically, an ongoing storyline. This can be a few episodes, an entire season, or even the focus of the entire series.
http://tvtropes.org/pmwiki/pmwiki.php/Main/StoryArc

「(ストーリーにおける) arc とは「ストーリーライン上の円弧」の短縮形である。これは一連のシリーズの一環であり、
複数のテレビのエピソード、コミックの巻、ゲームの一定の期間であってその中でキャラクターを特定の刺激
(基本的には現在進行中のストーリー)に対し反応させるものである。
これは数話にわたって続くこともあるし、まるまる一シーズン、さらには全シリーズの焦点となることもある。

たとえばジョジョの修行編とかは「training arc」とか呼ばれる

40: 視覚短期記憶の忘却特性と拡散モデル 2013/12/27(金) 06:43:01.37
>>37
前スレで絶賛されてたハリウッドの教本じゃ初心者が陥りやすい事例として紹介されてたわ
まあ集団で作る映像と作家じゃ視点が違うんだがな

41: スペースNo.な-74 2013/12/27(金) 08:42:36.55
>>37
「主人公にはarcが必要だ」のarcはキャラクターアークのことでしょ
http://en.wikipedia.org/wiki/Character_arc

日本語で言えば「キャラクターには変化が必要だ」ってこと

38: スペースNo.な-74 2013/12/27(金) 00:15:14.41
そもそも story arch っていわゆる「アーチ」のことで、お話を山あり谷ありの複数のアーチからなるジェットコースターの軌道みたいにとらえてることから生まれてる。
その一つの「アーチ」のことを arc って言ってるみたい。

45: スペースNo.な-74 2013/12/27(金) 19:31:15.62
>>38
これがアークだね
story-arc


39: スペースNo.な-74 2013/12/27(金) 00:27:52.63
アーチと同じようなことを言ってるんだろうけど、平井和正の
「作家にとっていちばん必要とされる資質は、
 読者を結末まで疾走させるベクトル感覚」
っていう言葉は至言だと思う

ttp://plaza.rakuten.co.jp/tuitel/diary/200504040000/

44: スペースNo.な-74 2013/12/27(金) 16:23:01.99
キャラクターの課題をクリアーした結果の人間的成長とでもいうか
そういう『ポジティブな変化』を自分たちは物語にメインテーマとして入れるべきだと仮定して

それでもまずロードマップを作るみたいに
始まりと終わりを決めて大まかなプロットに
役割を持たせた人形(コマ)としてキャラを流れの上においてみることも大事だよね
性格やトラウマなど、人間味の味付けは後からでも出来るから

59: スペースNo.な-74 2013/12/30(月) 19:25:23.16
「小説の世界が奥へ奥へとすすんでゆけば、元来た道に引きかえすようになり
そして元いた自分と格段にちがった自分を発見するようになるものだ」(室生犀星)

これは文芸小説の話で、室生犀星はプロットを立てずに書いていく書き方だけど、
結局、文芸だろうがエンタメだろうが、出たとこ勝負で書こうが計画して書こうが、
話は進むところまで進んだら元来た道を引き返して、
最後に元いた自分と違った自分を発見して終わるっていうのは同じなんだろうね

60: スペースNo.な-74 2013/12/30(月) 19:52:29.64
わかるがあえて「創作とは自分のまだ知らない自分に出会う旅のようなものさ」的な処から離れて
もう少し物語のブロックを組み替える技術みたいな事をちょっと試したい気分

62: スペースNo.な-74 2014/01/01(水) 08:23:00.02
以前、押井守が「自分は心理の葛藤(ドラマ)にあまり興味が持てないから身体性そのものをモチーフにしてる」と言ってたんだが
彼の映画が売れ線から外れていってしまうのは仕方ないんだと思った
やはり、一般的な多くの人は他人の葛藤を高見の見物するのが本能的に好きなんだろう
だから客はどうしても密度の濃いドラマ(衝突や葛藤)を求める


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