ロボットスーツ:重いもの持ち上げる負担減らす新型公開
毎日新聞 2014年09月30日 21時16分(最終更新 09月30日 22時33分)
体の不自由な人の動きを助ける福祉・医療用ロボットスーツ「HAL」(ハル)で知られるサイバーダイン社(本社・茨城県つくば市)が新たに、重いものを持ち上げる建設や介護現場などで使える新型スーツを開発。30日に公開した。
腰の回りに取り付ける形で、物を持ち上げる際の脳の信号をセンサーが感知して体を引き上げるように動く。腰にかかる負担を最大40%も減らし、腰の故障を防ぐ。
完成品5台を早速、大手ゼネコンの大林組(東京都港区)にレンタルした。大林組はHAL登場時から建設用の開発を熱望していたといい、上田尚輝技術研究所部長は「ラブコールが実った」。【相良美成】