鉱工業指数の悪化が続いています。生産は今年1月をピークに低下、在庫率は東日本大震災直後の水準に迫っています。
焦点:予想裏切る生産悪化、景気後退リスクで増税シナリオに影 | Reuters
基幹産業の自動車生産も増加から減少に転じた気配が見られます。12ヵ月累計の生産台数は、再び1000万台を割り込みました。
1000万台とは、日本経済が金融危機~不良債権処理で苦しんだ時期の水準です。OICAによると、世界の生産台数は、2000年から2013年にかけて1.5倍に増加していますが、リーマンショック後の日本はそのトレンドから外れています。
一方、量的・質的金融緩和によって日銀当座預金残高は着実に増加しており、1年半前に比べて100兆円増の160兆円に達しています。
日本銀行がインフレターゲットを宣言して当座預金残高を増やせば、生産活動が刺激されるはずだったのですが、一体どうなっているのでしょうか。
話は変わりますが、下の記事も気になります。一体誰が日本国債を売り浴びせるというのでしょうか。日銀という無限の買い手がいるのですが。