産経新聞がこびとづかんに関する記事を新しくリリース。
破産してしまったと思われたこびとづかんの出版社が実は権利移転しており、今後も出版されていくという内容です。
「こびとづかん」シリーズを出版した長崎出版が30日までに経営破綻したが、現在、長崎出版に代わって同作品の出版をしている「ロクリン社」は同日、今後とも同シリーズの商品展開を続けていくことを同社ホームページで表明した。
長崎出版が東京地裁に自己破産を申請、手続きが開始されたことで、「こびとづかんの出版社が破産」などとも報じられたが、ロクリン社に聞くと「誤解を招いた記事があった。長崎出版は以前の出版社であり、現在は当社から出版している」(中西洋太郎顧問)とアピールした。
産経新聞の記事によると、『長崎出版が東京地裁に自己破産を申請、手続きが開始されたことで、「こびとづかんの出版社が破産」などとも報じられた』という記載になっているんですが、どこか他人ごとのよう。
実は他のだれでもなく産経新聞が今朝の時点の記事で、こびとづかんを出版している会社が自己破産したことを報道していたんですよね(苦笑)。それが下記の記事になります(この記事中ではロクリン社の記載はゼロ)*1。
長崎出版は東京・神田に本社を置く昭和50年設立の児童書中心の中堅出版社。架空の生き物である「こびと」を捕まえて動物採集のように観察するシリーズの書籍を2006年に手がけたところ、絵本や観察ガイドブックなどが20万部を超える大ヒットに。ビデオソフトも他社から発売され、子供向けの大人気キャラクターとなった。
記事を訂正せずに、追加記事で対応?
どうやら記事を訂正せずに新規記事を書くことで調整した模様…*2。ロクリン社からしたら効果的な宣伝になったかもしれませんが、『こびとづかんが無くなってしまった!』と勘違いしてしまった方も多いと思うので、効果としては疑問ですね。とんだ往って来いだと思います。
以上、産経新聞が自分で報じたニュースを、他人ごとのように記事にして訂正した…という雑談でした。