ロバート・ダウニー・Jr.、母親が死去 フェイスブックで母への思いを明かす
映画『アイアンマン』シリーズで人気の俳優ロバート・ダウニー・Jr.が、9月22日(現地時間)に母エルシー・アン・ダウニーが死去したことを自身のフェイスブックで公表。母親への思いを語り追悼の意を表した。
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ロバートは現地時間9月27日、プライベートを共有しすぎる可能性を承知の上で、ありふれた弔辞では十分でないと、亡くなった母エルシーについて語り、彼女からの1本の電話が薬物の問題から抜け出すきっかけになったことを明かした。
「彼女が得られなかった成功を僕自身が得ようと必死になりながら、薬への依存のせいで幾度となく失敗した」とロバート。「2004年の夏、僕は散々な状態だった。彼女が不意に電話してきて、僕は全てを認めた。彼女が何を言ったかは覚えていないが、それ以来、僕は酒をやめ、薬にも手を出していない」と綴っている。
コメディエンヌになるため、大学を中退してニューヨークに移り住んだというロバートの母エルシー。1962年にロバートの父親ロバート・ダウニーと出会い、結婚し、女優として仕事を始めるが、1970年代のドラッグ文化に染まり、アルコール依存症に陥ったという。その後、ロバートの父との結婚は破たんしたが、新しい人生の伴侶ジョナスと出会い、治療を受けて1990年頃に依存症を克服したそうだ。
エルシーとジョナスをロサンゼルスに呼び寄せたロバートだが、エルシーは心臓発作を何度か経験し、今年3月に再び心停止を起こして倒れ、病院で延命治療を受けたという。エルシーは9月22日(現地時間)23時に息を引き取ったそうだが、「彼女は俳優として、そして依存症を克服し、その状態を維持した女性として、僕のロールモデルだった」とロバート。
「僕の野心、粘り強さ、忠誠心、“むら気”、壮大さ、時に受動攻撃的なところ、そして信念…、すべて、彼女から受け継いだものだ…。そのままでいい」。
「母親のいる人は自分の母親が完璧な人でなくても、電話してあげて。そしてそれでも愛していると伝えてほしい…」と締めくくっている。