職場にものすごくミスの多い先輩がいる。
一目確認すれば防げるようなミスを当たり前のように繰り返す。
本当にクソみたいなミスが多い。
それも入社して10年は経とうかというベテランだ。
ミスを出す割には動きは緩慢で仕事も遅い。
本来であればクビになっていてもおかしくないのだが、正社員のため会社も簡単にクビにはできないようだ。
性質が悪いのは明らかな自分のミスを他人のせいにしようとするところだ。
濡れ衣をきさせられたりして、そのことで少し頭を悩まされている。
誰にでもミスはある。どんなに優秀な人でも失敗したことがない人はいないだろう。
だけれど、ミスをしない人はその後の予防がうまい。
その人はたぶんミスに対する意識が希薄なのだと思う。他人への迷惑とか、会社への損害とか、そういう想像力が無いのだと思う。
「自分は何も悪くない」と反省しないから同じようなミスを繰り返すのだろう。
経験的に言って、そういう人にどれだけ「確認してください」と注意しても暖簾に腕押しだ。
次の瞬間には忘れている。寝て起きたらミスがあったことなんて無かったも同然なんだろう。
人によって注意力や集中力に差があるのは確かだけれど、それ以前の問題のような気がする。とにかく意識が希薄なのだ。例えば、もし仮に「ミスをしたら全財産没収」みたいなペナルティがあったら、それこそ真剣に強い意識を持ってミスをしないように何度も何度も確認するだろう。
もちろん、同じミスが起きないように対策を立てたりしてミスが起きない仕組みを作ることも大切だが、結局、必要最低限の確認は必要になってくる。
つまり最終的には本人の意識次第だということだ。
自分のミスであれば、自分なりに工夫したり、今度は同じミスを繰り返さないように努めて意識することはできる。
だけれど他人の意識だけはどうすることもできない。
となると、なるべく関わらないようにするしかないのだろうか。
というかできれば関わりたくない。
- 作者: 中尾政之
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