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      東北電力 再エネ買取保留へ

      東北電力 再エネ買取保留へ

      太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる電力を電力会社が買い取る制度で、東北電力は申し込みが増えて安定供給ができなくなるおそれがあるとして、1日以降、新規の申し込みについては電力を買い取るかどうかの回答を保留することを決めました。
      おととし始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度では、電力会社が太陽光や風力などによる電力を、国の定めた価格で買い取ることになっています。
      東北電力によりますと、東日本大震災の復興事業の一環で太陽光や風力発電に取り組む動きが広がり、東北6県と新潟県のことし6月末時点の発電量はすでに買い取った分も含めて、宮城や福島を中心に1172万キロワットに上っています。
      これは春や秋の1日あたりの平均需要量を上回る規模で、これらがすべて発電された場合、発電量が需要を上回り、周波数の変動によって、最悪の場合、大規模な停電が発生するおそれがあるということです。
      このため東北電力は、発電量が50キロワット以上の新規の申し込みについては、買い取るかどうかの回答を1日から数か月にわたって保留することを決めました。
      会見した東北電力企画部の石山一弘部長は、「太陽光の申し込みが想定を超えるペースで進み、保留という対応を取らざるを得なかった。他の電力会社に供給する仕組みを作るなど国や他の電力会社と調整も進め、早急に今後の方針を決めたい」と話しました。
      これについて福島県の佐藤知事は「原子力に依存しない社会を目指す福島県は再生可能エネルギーの推進を復興の大きな柱にしている。
      今回の発表は福島県の復興と産業振興にとって重大な問題で国や電力会社などは被災地の状況を踏まえ、
      再生可能エネルギーの安定的な受け入れの拡大に必要なあらゆる措置を早急に講じるよう強く求める」というコメントを出しました。

      09月30日 23時40分