<スゴ技Q 世界のワザに学ぶ!オクラパワー徹底活用術>
専門家ゲスト:矢部富雄さん(岐阜大学 応用生物科学部 准教授)
ゲスト:山口もえさん(タレント)、つるの剛士さん(タレント)
リポーター:宮下純一さん(タレント・元水泳選手)
<【番組冒頭】児童ポルノ 増える“自画撮り” >
リポーター:山田大樹アナウンサー
夏野菜の定番、オクラ。そのネバネバ成分は、整腸作用や、血糖値の上昇を防ぐ働きなどがあるスグレモノです。しかし、あさイチアンケートでは、「レパートリーが少ない」「ゆでるとべちゃっとする」「こどもに不評」「ネバネバが苦手」「冷蔵庫に入れておくと黒ずんでしまう」など、さまざまなお悩みがあることがわかりました。そこで今回は、世界各地のオクラ料理のワザからお悩みに答えしました。日本からは、和食の達人野永喜三夫さんが甘くてシャキシャキ、風味を生かしたゆで方、そして、オクラ栽培農家が子どものオクラ嫌いを克服する方法を伝授。ナイジェリアからは、ネバネバ食感を新食感に変えるワザを、さらに、インドからはとっておきの保存方法を紹介しました。
今が旬のオクラ。生産量日本一の鹿児島県指宿市の道の駅では、20本で100円と手ごろな値段になってきています。
オクラは栄養もたっぷりで、ビタミンCやカルシウム、食物繊維が豊富に含まれています。
最近の研究では、オクラと一緒にごはんを食べると、ごはんだけ食べたときに比べ、血糖値の上昇を抑えられることがわかりました。
そんなパワフルなオクラですが、あさイチのアンケートには、さまざまな悩みが寄せられました。そこで、今回は世界中からオクラにまつわるスゴ技を集結し、解決方法をお伝えしました。
<取材協力>
「道の駅いぶすき 彩花菜(さかな)館」鹿児島県指宿市小牧52-4
<血糖値に関するデータ提供>
奥村仙示さん(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 助教)
オクラをゆでると、水っぽく、そして、柔らかくなりすぎるというお悩みを、日本料理店三代目店主の野永喜三夫さんの技で解決しました。
甘くシャキシャキにゆでる秘けつは2つ。1つめは「短時間で蒸しゆで」、そして2つめは「ゆでたあとに水や氷水にさらさず、自然に冷ますこと」でした。
それは、オクラのネバネバ成分の性質のためです。ネバネバ成分は、主に2つ。細胞の中にある「糖たんぱく質」と、細胞壁の中にある水溶性の食物繊維「ペクチン」です。加熱すると、細胞壁が壊れて、この2つの物質が外に出て絡み合うことで、粘りけが出てきます。
野永さんはフライパンを使い、少ない水分で1分蒸しゆでしていました。この方法だと、細胞壁がほどよく壊れてネバネバ成分が細胞の中から出てくるうえ、少ない水分で短時間しかゆでないので、ネバネバ成分が失われる割合も少なくて済みます。
さらに、ゆであがったあと水にさらすと、水に溶けやすいこの2つのネバネバ成分は流出し、粘りけが失われていきます。一方、水にさらさず、ざるの上で自然に冷ますと、表面にネバネバ成分がとどまるため、粘りけが残り、その粘りけがオクラのうまみや香りなども逃さないのです。
オクラの成分に詳しい専門家の津久井学さんによると、このオクラのネバネバ成分は、主に食物繊維で、整腸作用が期待できるうえ、食べものをネバネバで包んでのどから胃・腸へと通過しやすくし、かつ消化を緩やかにするため、消化器官に負担がかかりにくいそうです。
【材料・1人分】
・オクラ・・・8~10本
・ミニトマト・・・3コ
・なす・・・2分の1コ
・ごま油、塩・・・各少々
・ベビーコーン・・・4本
・そうめん・・・1ワ
<A>
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・めんつゆ(3倍濃縮)・・・30グラム
・水・・・60グラム
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・しょうが(すりおろす)・・・3グラム
・もみのり、削り節・・・各適量
【作り方】
<取材協力>
野永喜三夫さん(日本料理店 三代目店主)
「日本橋ゆかり」東京都中央区日本橋
津久井学さん(関東学院大学 健康栄養学科 准教授)
大手食品会社が2011年に行った野菜の好き嫌いに関するアンケートによると、子どもが食べてくれない野菜の調査で、オクラは第5位でした。
オクラの生産量日本一を誇る鹿児島県指宿市でも、オクラ嫌いの子どもたちが多いため、オクラ農家の湯ノ口貴之さんは、子どもたちにオクラの魅力を伝える活動をしています。その活動のひとつが、一緒にオクラ料理を作って食べることです。その湯ノ口さんが、子どものオクラ嫌いを克服するのにオススメするメニューは、「オクラハンバーグ」です。子どもが苦手とするオクラのネバネバが、ふんわりとした食感に変身するためです。
ふんわりする秘密はオクラのネバネバ成分です。ネバネバ成分は、ネットのように網目状に絡み合った状態になっており、その中に、水分や空気、肉の脂を抱え込みます。そのため、焼いて空気が膨張しても、破裂しにくく、脂や水分の流れにくく、おいしく焼き上がるのです。
そのため、通常のハンバーグでは、両手でキャッチボールをするようにして空気抜きをしますが、
オクラハンバーグはすくってフライパンに落とすだけで、破裂しにくく、ふんわりした仕上がりになります。
【材料・2人分】
・オクラ・・・3~5本
・豚ひき肉・・・250グラム
・卵・・・1コ
・パン粉と牛乳を合わせたもの・・・ 50ミリリットル
・塩、こしょう・・・各少々
【作り方】
【材料・2人分】
・オクラ・・・10本
・キャベツ・・・3分の1コ
・卵・・・1コ
・小麦粉・・・50グラム
・だし・・・25ミリリットル
・お好み焼き用ソース・マヨネーズ・削り節・青のり・・・各適量
【作り方】
<取材協力>
湯ノ口貴之さん(オクラ農家)
株式会社アグリスタイル
住所:鹿児島県指宿市
子どもたちへの食育の活動 「かえるの学校」
谷門亜矢子さん(ボランティア・レシピ開発者)
<子どもの野菜の好き嫌いに関するデータ提供>
カゴメ株式会社
オクラのネバネバをサラサラにするワザがあるのは、オクラの原産地といわれるアフリカの中で
も、生産量1位を誇るナイジェリアです。そこで、ナイジェリア出身でアフリカ料理店を営むラッキー・シーウエさんを訪ねました。
ナイジェリアの定番オクラ料理、ピリ辛「オクラシチュー」は、ネバネバではなく、サラサラの食感が人気です。
オクラのネバネバがサラサラになる秘けつは、一緒に加える「トマト」と「塩」にあります。
トマト味のスープに、細かく刻んだ強い粘りけのあるオクラを加えて、加熱しながら混ぜるとトロトロになって粘りけが弱くなります。さらに、塩を加えるとサラサラに変化。
オクラの成分に詳しい津久井学さんによると、オクラのネバネバ成分は鎖の形をしており、それらが絡み合うことで粘りけができてきます。そこに、トマトのクエン酸、そして熱が加わると、ネバネバ成分の鎖が切られ、バラバラになるため、粘りけが減ります。さらに塩が鎖の絡まりをほぐすので、サラサラになるのだそうです。
実際に、どれほど粘度に差があるのか実験したみたところ、オクラだけのものに比べ、オクラに塩とトマトを加え加熱したものは、8割近く粘度が下がっていました。
【材料・2人分】
・オクラ・・・20本
・水・・・200ミリリットル
・牛もも肉・・・300グラム
・トマトの水煮・・・3コ
・サラダ油・・・大さじ2
・粉とうがらし・・・小さじ1
・固形スープのもと(洋風)・・・1コ
・塩
【作り方】
<取材協力>
ラッキー・シーウエさん(ナイジェリア料理店 オーナーシェフ)
「エソギエ (esogie)」東京都新宿区
津久井学さん(関東学院大学 健康栄養学科 准教授)
冷蔵庫に入れてしばらくたつと、黒くなってしまうオクラ。そこで、保存のコツを聞きに東京都江戸川区のインド人会の会長、チャンドラニさんを訪ねました。
世界一のオクラ生産量、消費量を誇るインドでは、オクラを干して保存するといいます。
インドのオクラの旬は夏から秋にかけて。キロ単位で購入してオクラ料理や干しオクラを作ります。中でも干しオクラ料理の定番は「干しオクラチップス」。輪切りの干しオクラを油で揚げて、スパイスと塩で味つけしたもので、子どものおやつやごはんのふりかけなどとして食べます。縦切りの干しオクラは、干しオクラカレーの具などに使います。
干しオクラは、1年中いつでも手軽にオクラ料理ができるスグレモノなのです。
そこで日本でも上手にオクラを干す方法を、干し野菜のスペシャルスト、庄司いずみさんに教えてもらいました。コツは、水分の多い種の周りをしっかり乾かすことです。
輪切りのオクラは、ざるに重ならないように広げます。縦切りのオクラは、切り口を上にして種の部分が空気に触れるようにします。そして、風通しのよい場所に置いて3日間干せば完成。干すことによって、ネバネバ成分がダメになることはなく、水で戻せばネバネバは復活します。これを料理のとろみづけに使うのが、庄司さんのオススメです。
【材料・作りやすい分量】
・干しオクラ(輪切り)・・・30本分
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・クミンパウダー、コリアンダーパウダー・・・各小さじ2分の1
・チリパウダー、塩・・・各少々
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【作り方】
【材料・2人分】
・干しオクラ(縦切り)・・・約10本分
<A>
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・タマリンド(干し)・・・10グラム
※入手できなければ、なくても可。
・水・・・適量
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・豆(レッドグラム)・・・50グラム
※入手できなければ、ほかの豆で代用可。
・赤とうがらし・・・1本
・ギー(バターと油の間のもの)・・・適量
※ギーがなければ、サラダ油で代用可。
<B>
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・クミンシード、粒マスタード、フェネグリックシード・・・各小さじ1
・赤とうがらし・・・1本
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・紫たまねぎ・・・2分の1コ
・カレーリーフ・・・1枝
・ヒン、サンバールパウダー、レッドチリパウダー、ターメリック・・・各小さじ1
・青とうがらし・・・適量
・香菜(シャンツァイ)・・・適量
【作り方】
【材料・2人分】
・干しオクラ(輪切り)・・・約10本分
・ピーマン、にんじん、パプリカ(赤・黄)・・・各30グラム
・絹ごし豆腐・・・2分の1丁(150グラム)
・干ししいたけ・・・1枚
・水・・・カップ1
・ねぎ・・・5センチ
・しょうが・・・1かけ
・ごま油・・・適量
<A>
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・塩・・・小さじ8分の1
・しょうゆ・・・小さじ1
・酒・・・大さじ1
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【作り方】
<取材協力>
ジャグモハン・スワミダス・チャンドラニさん(江戸川インド人会)、妻 ベラさん
庄司いずみさん (料理研究家)
警察庁によると18歳未満の子どもがわいせつな画像の被写体になる、いわゆる「児童ポルノ」の被害者は、去年は646人と過去最悪になっています。その手段として、最も多いのが「自画撮り」。スマートフォンなどで裸を撮らせ送らせるという手口が増えているのです。この機会に、「裸の写真を撮って送っていないか」など、スマートフォンの使い方についてぜひ親子で話し合って下さい!
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