イチおし、今回のテーマは「魚焼きグリル」でした。魚を焼くものというイメージが強いグリルですが、実は肉料理、揚げものの温め直し、さらには本格的なイタリアンピザまで、さまざまな料理に活躍する万能調理器具なんです!そのおいしさのヒミツは、400度を超える高温調理にあります。番組では、その実力を科学的に徹底研究。さらに、同時におかずを4品も作れてしまう“夢のワングリル料理”や、グリルでできちゃうゆで卵、グリルで焼く本格ピザをご紹介。「魚を上手に焼きたい」「洗うのが面倒」といったお悩みにもお答えしました。
“伝説のグリラー”こと料理研究家の武蔵裕子さんが紹介したワングリル料理
グリルトマトのスパゲッティ風
【材料・1人分】
・ミニトマト・・・5~6個
・エクストラバージンオリーブ油・・・大さじ1
・塩・・・小さじ3分の1
・黒こしょう(粗びき)・・・少々
・そうめん・・・1ワ
・バジルの葉(生)・・・2枚
・バゲット・・・適量
【作り方(片面焼きグリルの場合)】
- ミニトマトはヘタを取り、ところどころようじで穴をあけ、アルミホイルにのせる。
- 1分半予熱した魚焼きグリルに、(1)のミニトマト、バゲットをのせ、強火で4分ほど焼く。途中、ミニトマトは1~2回転がす。バゲットは、1~2分したら裏返し、焦げないよう様子を見て取り出す。(※両面焼きグリルの場合は、強火で2~3分焼く)
- フライパンにたっぷりの湯を沸かし、そうめんをバラバラになるよう広げて入れ、表示とおりの時間ゆでる。ゆであがったら、流水をかけながら粗熱が取れるまで洗う。ざるに上げ、水気をよく切る。
- (3)のミニトマトを器に移し、フォークで粗くつぶす。
(冷製スパゲッティにしたい場合は、冷蔵庫で冷やす。)
- (4)に、塩、黒こしょう、エキストラバージンオリーブ油を加える。
- (5)に、(3)のそうめんを加え、さっとあえ、バジルの葉をトッピングする。
ジューシー★BBQチキン
【材料・2人分】
・鶏モモ肉・・・1枚(350グラム)
・ケチャップ・・・大さじ2
・中濃ソース・・・大さじ1
・はちみつ・・・大さじ1と2分の1
・キャベツの葉・・・1~2枚
・パプリカ(赤)・・・2分の1コ
・ズッキーニ・・・2分の1本
【作り方】
- 鶏肉の皮に、フォークでところどころ穴をあける。
- ポリ袋に、ケチャップ(大さじ2)・中濃ソース(大さじ1)・はちみつ(大さじ1と2分の1)を合わせて、(1)の鶏肉を入れてもみ込む。30分以上、冷蔵庫におく。(そのまま1晩おいてもOK。)
- ズッキーニは厚さ1センチの輪切りにする。パプリカはヘタとタネを取り、2~3センチ幅に切る。
- キャベツは小さめのザク切りにする。アルミホイルの上にオーブンシートを重ね、そこへキャベツをおき、包む。
- 1分半予熱したグリルに、(2)の鶏モモ肉を、皮目を下にして鶏をのせる。ズッキーニ・パプリカ・ホイルに包んだキャベツをのせる。強火で7分ほど焼いたら、鶏モモ肉とズッキーニ・パプリカを裏返し、さらに強火で4~5分焼く。(※両面焼きの場合は予熱なしで10分ほど焼く。)途中、焦げそうになったらアルミホイルを平らにかぶせる。
- (5)の鶏モモ肉と野菜を、器に盛る。
ワングリル★おつまみ
【材料・1人分】
<長芋のピザ>
・長芋(厚さ1センチの輪切り)・・・2枚
・バジルの葉(生)・・・1~2枚
・モッツァレラチーズ・・・60グラム
・ピザ用ソース・・・適量
<厚揚げのお好み焼き味>
・厚揚げ・・・2分の1枚
・中濃ソース・・・適量
・紅しょうが・・・適量
・青のり・・・適量
※好みでマヨネーズをトッピングしてもよい。
<焼きアボカド>
・アボカド・・・2分の1コ
・レモンの絞り汁・・・大さじ2分の1
・しょうゆ・・・小さじ1
<グリル枝豆>
・枝豆(さや付き)・・・ひとつかみほど
・塩・・・少々
・水・・・小さじ2
【作り方】
- アルミホイルに枝豆をのせ、塩(少々)・水(小さじ2)をふり、包む。
- 厚揚げは厚みを半分に切る。
- アボカドは半分に分け、種をとり、皮をむく。2センチ角に切り、アルミホイルにのせる。
- 2分予熱した魚焼きグリルに、(1)の枝豆、(2)の厚揚げ、長芋、(3)のアボカドをのせ、強火で3分焼く。
- (4)の魚焼きグリルをいったん開け、厚揚げと長芋を裏返す。長芋にピザ用ソースをぬり、モッツァレラチーズをのせる。グリルを戻し入れて、さらに強火で3分焼く。
- (5)の長芋・厚揚げ・アボカド・枝豆を皿に盛る。長芋にバジルの葉をトッピングする。厚揚げにお好み焼きソースをぬり、紅しょうがと青のりをふる。レモンの絞り汁(大さじ2分の1)としょうゆ(小さじ1)を合わせ、アボカドにかける。
※両面焼きグリルの場合、長芋と厚揚げは、予熱なしの強火で3分。長芋は、途中1分半たったらピザ用ソースを塗り、モッツァレラをのせる。枝豆とアボカドは、さらに2~3分様子を見ながら焼く。
マッシモッタヴィオ・ミニクッチさんが教えてくれた“魚焼きグリルで作るピザ”
本格!グリルPIZZA
【材料・4枚分】
<生地>
・強力粉・・・550グラム
・水・・・330ミリリットル
・ドライイースト・・・5グラム
・塩・・・13グラム
<トッピング>
・ホールトマト・・・適量
・モッツァレラチーズ・・・1コ
・パルメザンチーズ・・・適量
・エキストラバージンオリーブオイル・・・適量
・バジルの葉(生)・・・3枚
【作り方】
- ホールトマトは、手で粗くつぶしておく。モッツァレラチーズは、2~3センチ角に切っておく。
- 大きめのボウルに水(330ミリリットル)を用意し、ドライイースト(5グラム)を溶かす。
- (2)へ塩、強力粉を3~4回にわけて加える。5分ほど手でこね、生地がまとまったら、室温で3~5時間おき、発酵させる。
- (3)の生地に強力粉をまぶし、アルミホイルの上で、5ミリほどの厚さに伸ばす。魚焼きグリルの網よりも1回り小さいサイズに成形する。生地に、フォークでまんべんなく空気穴をあけて膨らみすぎを防止する。
- (3)の生地に、(1)のホールトマトをぬる。エキストラバージンオリーブオイル(適量)をまわしかけ、パルメザンチーズを散らす。
- (4)をアルミホイルにのせたまま、両面焼きタイプの魚焼きグリルに入れる。予熱なしの強火で3分半焼く。
- いったん魚焼きグリルを開け、(1)のモッツァレラチーズをトッピングする。
- 扉を閉め、様子をみながら、さらに2分半ほど焼く。モッツァレラチーズがとろけ、生地表面にこんがり焼き色がついたら魚焼きグリルから取り出す。
- (8)にバジルの葉をちらし、パルメザンチーズをかけたら完成。
※片面焼きグリルの場合は1分半余熱。トッピングをのせる前に、生地だけを3分焼く。片面が焼けたら裏返し、トッピングをのせ、さらに3~4分焼く。
スタジオでご紹介した、グリルで作る“ゆで卵”の作り方
【作り方】
- キッチンペーパーを水で湿らせ、軽く絞る。
- 生卵を(1)のキッチンペーパーで包み、さらに、アルミホイルでキャンディ状に包む。
(※キッチンペーパーがアルミホイルからはみ出ると、燃える心配があるため注意。)
- (2)をグリルの網にのせ、強火で焼く。仕上がりの目安は、両面焼きグリルの場合は9分、片面焼きグリルの場合は途中裏返して13分。
(※お使いのグリルによって時間がかわります。)
スタジオでご紹介した、ワングリル料理の例2つ
ワングリル弁当
・しゃけ
・野菜(しいたけ・おくら・かぼちゃ)・・・焼き上がったらたれなどにつけて、焼きびたしにする。
・きんぴら(れんこんとにんじんの薄切り)・・・しょうゆ・砂糖・みりんなどをからめて下味をつけ、アルミホイルで包む。
ワングリルモーニング
・食パン
・ソーセージ
・カマンベールチーズ・・・アルミホイルにのせる。
・アスパラ&コーン・・・アルミホイルにのせる。
イタリアンレストランオーナーシェフ、マッシモッタヴィオ・ミニクッチさんについて
「マッシモッタヴィオ」
住所:東京都杉並区永福4-4-4 永福町ファイブビル
電話:03-6802-7648
ホームページ:http://www.massimottavio.com/index.html
VTRでご紹介した、グリルを使った料理教室について
ホームページ:http://www.tokyo-gas.co.jp/
(詳細は「東京ガス」のホームページで「料理教室」の項目をご確認ください。)
- 視聴者のみなさまへ
- 番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
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