静岡県を中心に学習塾を展開する秀英予備校は30日、7道県にある小中学生向けの17校舎を2015年3月末で閉鎖・統合すると発表した。全校舎数(9月末時点)の約1割に相当する。生徒の減少や同業との競争激化などで採算が悪化しており、不採算の校舎を整理する。
静岡県や愛知県など6道県の13校舎は閉鎖し、静岡、神奈川両県の一部と三重県にある4校舎は近隣の校舎に統合する。11月から生徒と保護者に閉鎖と統合の説明を始める。校舎で働く従業員は他の校舎などに配置転換する。
校舎の閉鎖などに伴い2014年4~9月期の決算に4億5600万円の特別損失を計上する。同社は現在、15年3月期の最終損益に7000万円の黒字を計画しているが、特損の計上で赤字に転落する公算が大きい。
秀英予備校、校舎、閉鎖、生徒