シグー・ディ−プアームズ
(素組のみ)
YFX-200。全高21.55メートル。重量81.83トン。
地球対プラントの戦争は急激に兵器を進化させた。戦場の兵器体系は急激にその様相を変え、従来兵器はモビルスーツの登場によりその活躍の場を奪われ、火砲の主役も実弾体兵器からビーム兵器へと移行していった。
いち早くモビルスーツを実用化し開戦当初こそ優位を発揮したモノの、ビーム兵器の開発では連邦の先行を許すこととなったザフトは、総力を挙げてビーム兵器の実用化に取り組んだ。
シグーディープアームズ(ビーム試験型シグー)はその成果として誕生したMS搭載可能ビーム兵器の実証テスト機である。ベース機となったシグーに装着された初期型ビームユニットは動作の信頼性を最優先としたため発振ユニットの全長が10メートルを超えることとなった。この巨大なユニットの搭載による負荷に対処するため、本機のパワーユニット及び冷却系は改良高出力型に換装されている。
肩に張り出した巨大な試製指向性熱エネルギー砲の大半は強力な冷却システムで占められている。ビームユニットの発熱問題は深刻で、発砲の度に背部から熱を帯びた大量の冷却ガスを噴出するため、ガスが切れると発砲が不能になる。また、腰部に装備したレーザー重斬刀も試験的な装備で、地球連合から奪い取ったデータを元にわずか3週間の短期間で開発された。故に基本構造は連合軍の対鑑刀シュベルトゲベールに酷似したものとなっている。
ビーム砲の性能は期待通りで、以後の開発されたザフトのビーム兵装は全てこのユニットを基本に設計されている。なおディープアームズとは「指向性エネルギー放射兵器試験機(type Directional Enargy Emission exPerimental
Arms)」の略称である。
テストパイロットは数少ない女性パイロットの一人、シホ・ハーネンフース。軍に志願前は指向性高エネルギー発振システムの研究に従事していたため任命された。開発終了後はイザーク・ジュール隊に配属され、ヤキン・ドゥーエ攻防戦に参加した。
キットは接着剤不要、いろプラ、アルミシール付属、ポリキャップ使用の可動モデル。「シホ・ハーネンフース」パーソナルマーク再現用のマーキングシールが付属する。内容はHG「モビルシグー」の一部パーツを流用、新規ランナーを加えた物で、ノーマルのシグーに組むことは出来ない。試製指向性熱エネルギー砲および肩部スラスターは可動式。レーザー重斬刀はビーム発振部を差し替えで発生状態を再現。
試製指向性熱エネルギー砲は可動式。前に向けると同時にスラスターを伸ばします。
巨大で威力ありそうだけど試験型だからそんなに強くない、その設定が素晴らしい。
バックビュー。
レーザー対鑑刀はまさにザフト製シュベルトゲベール。
ビーム刃はクリアパーツで取り外し式。この仕様で是非HGソードストライクを出してほしいですが。
シグーのランナーを流用しているためマシンガンやバルカンシステム(シールドは付属せず)
が入っています。説明書には未使用の指示がありますがせっかくなので持たせるのもいいかと。
ノーマルシグーと。
脛部が新造され、身長が伸びた分、プロポーションが改善されています。