ガンダムアストレイ
レッドフレーム
ジャンク屋・ロウ・ギュールの手に渡ったMBF「アストレイ」シリーズのプロトタイプ2号機。「レッドフレーム」と呼ばれるこの機体はロウと共に、ナチュラルとコーディネーター、旧人類と新人類の戦いとも言われるこの戦争のただ中を様々な事件に遭遇しつつ駆け抜けてきた。
しかし、ファーストコーディネーター『ジョージ・グレン』の語るコーディネーターの真の意味をロウが理解した事により、レッドフレームとロウ・ギュールの旅は新たなる段階を迎える。「ASTRAY(正道から逸れて)」の名を持つこの機体を駆り、ロウが目指す道とは…。
レッドフレームはへリオポリスで回収された時点から幾つかの改修、追加武装が行われている。その中でも、もっとも特徴的なのが巨大な実刃刀、「ガーベラストレート」の装備である。これは、本来のアストレイの装備であるビームライフルやビームサーベルが高出力のエネルギーを必要とし、使用時間に制限があることから追加されたレッドフレームの「愛刀」である。
元々は廃棄されたコロニー・「グレイブヤード」に伝わる古の技術によって作られた物であり、老匠「蘊・奥(うん・のう)」により技術を教わったロウ自らの手で復元された。ゴールドフレームとの戦闘で一度は破壊されたものの、今一度グレイブヤードに立ち寄ったロウにより修復されている。
キット素組状態。
ガーベラストレートを外したところ。
キットは接着剤不要、いろプラ、アルミシール・専用マーキングシール付属、ポリキャップ使用の可動モデル。HG(ハイグレード)の名にふさわしく、充実した内容のキットとなっている。ビームライフル、ビームサーベル、そして専用の実剣“ガーベラストレート”が付属。特徴である独特のフレームを活かした関節が再現されており、これまでのSEED・HGの集大成とも入れるほどの可動範囲を誇る。さらにポリキャップには赤の成形色が使用されており、フレームから覗く部分に違和感がないように配慮されている。
成形色とシールの併用でほぼ設定通りのイメージを再現できる好キットであり、プロポーションも良好。バックパックの移動ギミックも設定通りに可動する。また、専用のマーキングシールはジャンク屋ギルドの物であり、ロウのサイン入りの物と2種類が用意されている。写真はロウのサイン入りを使用。
専用ビームライフル、シールド装備。
ビームサーベルはバックパックから取り外し可能。刀身はクリアパーツ。
肩、腕の可動範囲は広く、ガーベラを抜き放つポーズも再現可能。
拳の造形はこれまでのHG同様武器の保持用に四角い穴が空いているが、
無理をすれば両手持ちも可能。
全身に渡り広い可動範囲を持ち、設定書や漫画劇中に出てくる様々なポーズを取らせることが出来る。
バックパックは設定通り保持アームのスイングによる移動を再現。
劇中では空いたスペースには追加装備であるフライトパックやミサイルポッドを
装備する事が出来るのだがキットには残念ながら付属しない。
コレクションシリーズとの比較。
全体的に細身であったコレクションと違い、可動部分が追加されたHGの方は
胴体、碗部を中心に一回りがっしりしたプロポーションになっている。
これはコレクションモデルの元となった初期設定画と
HGの元になった後期設定画の違いと言うことも出来る。