第1回フライングドッグ・オーディション グランプリ受賞者インタビュー!/西澤幸奏(17歳・高校3年生)
2014.09.30 18:00
AKINO with bless4、新居昭乃、坂本真綾、Fiction Junction、May’n、悠木碧などが所属する音楽レーベル、フライングドッグの主催による“第1回 フライングドッグ・オーディション”のグランプリ受賞者が決定! 約3000人の参加者の中から見事に栄冠を勝ち取ったのは、埼玉県出身の17歳・西澤幸奏(にしざわしえな)さん。今回、当サイトでは、彼女の初インタビューを敢行。次世代のアニソン界を担う可能性を持った西澤さんに、現在の心境を語ってもらいました。
(取材・文●森朋之)
私から出てくるものをたくさん見てほしいと思っています
——“第1回 フライングドッグ・オーディション”グランプリ獲得、おめでとうございます! 今、どんな気持ちですか?
「やっと実感が沸いてきたかなっていう感じです。最初は“手のひらの上にいる自分が喜んでるよ”っていう感じだったんですけど…」
——客観的に見てたってこと?
「そうです(笑)。最初は、自分よりも周りの人のほうがすぐに喜んでくれました。今は嬉しさももちろんあるんですけど、“どうしよう。グランプリにふさわしいレベルの歌い手にならなきゃ”という責任感もだんだん沸いてきてますね」
——このオーディションを受けてみようと思ったのはどうして?
「たまたまネットサーフィンをしてる時に、このオーディションを見つけたんです。“第1回”だったから、もしこれでグランプリを取れたらすごいだろうなって思って。“第1回”というのが応募のポイントでした(笑)」
——実際、最初の優勝者になったわけですね。もともとアニソンには興味があった?
「はい。気づいたらたくさん聴いてたっていう感じですね、小学生の時から。それこそ『マクロスF』の「ライオン」だったり、「創聖のアクエリオン」を友達と一緒に歌ってたんですよ。難しい曲なんですけど、それを歌うのが楽しくて。高い声がちゃんと出ると“ワーイ!”って喜んだり(笑)」
——オーディションの課題曲も「創聖のアクエリオン」を選んでましたね。
「「ライオン」とどっちを歌おうか迷ったんですよ。最初は“どっちを歌ったほうが選ばれやすいかな?”って考えてたんですけど、最後は“歌っていて楽しいほうが一番”と思って、「創聖のアクエリオン」にしました。かなり練習しましたね、一人でカラオケに行って。オーディションは初めてだったので、どれくらいやればいいか基準がわからなかったんですけど」
——レコード会社のスタッフが大勢見ているところで歌うのって、緊張しますよね。
「(審査員は)2、3人くらいかな?って思ってたら、その10倍くらいの方がいらっしゃって。でも、たくさんいてくれたほうが良かったというか、お客さんみたいな感じがしたので、やりやすかったです」
——すごい度胸ですね! オーディションではギターの弾き語りでオリジナル曲も披露したとか。
「歌わせていただきました。私自身は歌だけではなくて、そういう面(作詞・作曲、ギターなど)を含めて、自分をプレゼンしたいなって」
——なるほど。声優にも興味はありますか?
「あります。3、4年前から、自分の声を生かした仕事をしたいと思ってるんです。ラジオのパーソナリティにも興味があるんです。幸運にも『声がいいね』って言ってくださる方もいるし、しゃべるのも楽しいので」
——自分の声って、どう思う?
「好きです! あまり同じような声の人はいないと思うし、私自身、個性的な声の方が好きなので。まだまだとは思うんですけど、最近は少しずつ、自分が思っているような声を出せるようになってきたんですよ」
——それは歌声のこと?
「そうです。曲によりけりなんですけど、最初はフィーリングで歌ってみて、その後で“この曲はどんな声で歌うのがいいんだろう?”ってじっくり考えて作り込んでいくんです。でも、オーディションの時に歌った「創聖のアクエリオン」は結構素の声でした。それを評価していただいたのだとすれば、嬉しいですけど」
——西澤さんに似合ってたんでしょうね、きっと。
「そうかもしれないです。良かったー(笑)」
——(笑)。将来的にはどんなアーティストを目指してますか?
「“ポップ”ですね。まだ自分でも上手く説明できないんですけど、ポップな雰囲気を醸し出せるアーティストになりたいなって。ライブでは、お客さんに“気が付いたら踊ってた”とか“気が付いたら感動してた”と思ってもらえたら最高です」
——では、西澤さんが思う自分のセールスポイントは?
「今はまだこれって自信を持って言えるものは多くはないんですけど、将来的には人から言われたとおりそのまま歌うだけではなくて、自分で考えて行動できるアーティストになりたいです。私から出てくるものをたくさん見てほしいと思っています」
——“大きい会場でライブがやりたい!”という願望は?
「あります! 初めて武道館に行った時の印象がすごく残ってるんですよ。行く前は“アーティストさんがあんまり見えなかったりするのかな”とか“ライブハウスみたいな一体感は得られないんだろうな”って思ってたんですけど、実際はぜんぜん違って。一番感動したのは、照明だったんです。“あの照明を浴びたら、どんな感じなんだろう?”って想像するだけで、気持ちが高揚してくるというか…」
——来年のCDデビューに向けた準備も始まると思いますが、まずはどんなことを頑張りたいですか?
「体力づくりですね。ステージでしっかり歌えて音楽を楽しみたいと思ってるので、そのためにはもっと体力が必要かなって。ジムに通ってるんですけど、長距離を走るのが苦手なんですよね…。あとは贅肉も落としたいです(笑)」
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