カラミティガンダム
GAT−X131カラミティは、バスターなどの系譜に当たる100系フレームを持つ機体であるが、外見上、先の3機との共通点は見られない。また、TP(トランスフェイズ)装甲や生体CPUの採用など、先行した機体にはない新機軸の装備が多数採用されている。
TP装甲はPS装甲の弱点であった「機体色の変化による弱体化の露呈」と「莫大なエネルギー消費量」の2点を克服すべく考案された新技術である。PS装甲を機体装甲の下層部に採用し、その範囲をコクピット周りやエネルギー炉周辺など、機体のごく重要な部位に限定することで、フェイズシフトの起動状態を敵に悟られることなく、かつエネルギー消費を押さえることに成功している。最外部の上層装甲は色が変わることはないため、常にフェイズシフトが起動しているように見えるが、実際にはフェイズシフトの起動も常時ではなく、実体弾の着弾圧により瞬時に起動し、攻撃を防いだ後にフェイズシフトダウンする機構を持つため、さらなる省エネルギー化が実現されている。
また、生体CPUと呼ばれる戦闘特化人間(一種のブーステッドマン)をパイロットにすることで、コーディネイターと同等以上の戦闘力を引き出すことに成功している。
同機はオーブ侵攻戦にて同時開発機であるフォビドゥン、レイダーと共に初投入され、敵軍を壊滅状態に陥れた。以後はジェネシスを巡るヤキン・ドゥーエ戦で撃破されるまで、アークエンジェルを何度も窮地に追い込んでいる。
キットは接着剤不要、いろプラ、アルミシール付属、ポリキャップ使用の可動モデル。HG(ハイグレード)の名にふさわしく、先行したコレクションシリーズの不満点を全て解消したキットとなっている。
各関節可動、脛アーマーなどの展開により、足の関節は見た目以上に大きく可動する。
ビームバズーカ「トーデスブロック」装備。
コレクションシリーズの物とは一回り以上大きさが違い、劇中のイメージに近くなっている。
肩部ビーム砲「シュラーク」可動。砲口のモールドもしっかり施されている。
シールドに装備されている「ケーファーツヴァイ」は独立可動が可能。
肩部スラスターもポリパーツにより独立して可動する。
コレクションとの比較。主に気になった武装関係の大きさやディティールが改善されているのが分かると思う。