DX電子合体バイオロボ




「スーパーメーザー!バイオ粒子切り!!」

■DX電子合体バイオロボ■

 1984年発売 発売時定価4600円。超合金シリーズGC-13。
 バイオジェット1、バイオジェット2が合体してバイオロボになるギミックを劇中同様に再現。パンチの発射ギミック、ジェット1のミサイル発射ギミックがあり、武器としてスーパーメーザー・バイオシールドが付属する。また、分離状態のマシンは別売りの「ビッグスケール バイオドラゴン」に格納することが出来る。
 分離時が飛行型2機と、ギミック自体は減少しているがその分合体前後のデザイン、プロポーション共に破綻無く非常に素晴らしい出来となっている。数ある戦隊ロボの中でも幅広い年代から支持を受ける、人気の高い一体。
 
1988年の「超獣戦隊ライブマン」放送時期に「スーパー戦隊10周年完全復刻版」として復刻版が発売された。


■バイオジェット1■
 全長25.6メートル、重量368トン、速度マッハ12。バイオジェット1号とも。
 レッドワンとピンクファイブが乗るV−STOL(垂直離着陸)機。変形してバイオロボの上半身になる全天候型重攻撃機。5連装ミサイル、レーザービーム砲を2門装備している。

 ロボの上半身に変形。両腕がそのまま翼を構成し、拳が(差し替えながら)エンジン(バーニア)に見立てて配置される、など単純ながらその変形のアイデアは今なお色あせない。
 両翼前部にミサイル発射ギミックを装備。コクピットは開閉式でレッドワンのミニフィギュアを搭載できる。 



コクピット。キャノピーが開き、中にレッドワンにフィギュアを乗せることが出来る。
フィギュアは約1pほどの小さな物だがディティールはしっかりしている。



ミサイル発射ギミック。機体側面にある黄色のボタンが発射スイッチ。
ミサイルはこの時期のバンダイ製品に共通の物で、バイオドラゴンにも使われている。



■バイオジェット2■
全長31メートル、重量552トン、最高速度マッハ10 。バイオジェット2号とも。
グリーンツー、ブルースリー、イエローフォーが操縦するV−STOL機。重爆撃機に分類されるが劇中では爆撃には使用されず。変形してバイオロボの下半身となる。1号と同じくレーザービーム砲を装備している。

 ロボの下半身に変形。こちらも単純ながら美しい纏まりを見せている。爪先のギミックが面白いが、強度的に難あり?
 



コクピットにはフィギュア2体を確認できる。(取り外し不可)
ちなみに3人のうち誰なのかは判別できず。



〜合体!ハイパークロス!!〜




バイオジェット1の着陸脚を収納。後ろ側は一旦開いたカバーの内側に
タイヤを畳み、カバーを戻して収納する。



折り畳まれていた腕を伸ばし、拳を90度回転させて付け直す。
(これが差し替え無しなら言うこと無しだったのだが)



バイオジェット2の着陸脚を収納。



腕を展開して空いたジェット1後部にジェット2の機首を合体。



ジェット2の尾翼、主翼を畳んで後部を伸ばす。



それぞれ、足を90度回転させ爪先ブロックを引き出し、
回転させて正位置で再び戻す。



合体した機体が立ち上がり…



機首を背中にまわして頭部が出現!
合体完了!


■バイオロボ■
全高52メートル、重量:920トン。
バイオマンの巨大ロボ。バイオ平和連合の科学者たちが造り上げ、地球を守るために500年前にピーポと共に派遣された。バイオ粒子の反応を察知して、5人の若者を集め出した。バイオマンの心強い仲間。言葉は話さないが、自らの意志を持つ。
 共通コックピットは無く、上半身をレッドとピンク、下半身をグリーン、ブルー、イエローが操縦を担当している。最強剣スーパーメーザーを使った剣技を得意し、その決め技の種類は実に13種以上。
 その中でも「スーパーメーザーバイオ粒子切り」は強力化した敵の巨大メカ「ネオ・メカジャイガン」に対抗して生み出されたバイオ粒子を剣に集めて敵を切り裂く技。他に最強技として「スーパーメーザー・スーパーフラッシュ」という技もある。

 合体メカの機数を2機に絞り、さらに陸上メカを無くして両方を戦闘機としてデザイン。過去シリーズと比べてもメカニックとしてのリアリティが強いスタイリングになっている。また、恒例となっていたトリコロールカラーではなく黒、赤を基調とした配色によりシリーズ間の画一化を防ぎ、結果として広い年代から評価されるに至った。



パンチの発射ギミック。劇中では使用されず。
前腕部の黄色いボタンが発射スイッチ。




武器としてスパーメーザーとバイオシールドが付属。
バイオロボの武器は少な目で、劇中でも剣技一筋で敵を倒していた。


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