
セット内容。
プロバイダーベースは中央の「ベース」、先端の「スロープ」、タイムジェットに対応した「パレット」がそれぞれ1〜5、
司令塔パーツの「タワー」の8パーツで構成。
これに基地ロボの「プロバイダス」、「タイムゲート」、「時間飛行体イグレッグ」が付属。

プロバイダーベースの組立。
ベース部分を中心にパーツを組んでいきます。

ベースの凹み部分にスロープの突起を合わせてセットします。
スロープにベースを載っけているだけで固定はされません。

各パレットをベースの数字に合わせて取り付けます。
スロープと逆に、ベースにパレットを載せる形で取り付けます。

5枚をこのように配置します。
パーツとしては同じもので、シールを貼って区別しているだけなので
別の位置に取り付けても問題はありません。

タワーパーツを取り付けます。

窓には付属のシール(メタリックシール)を貼ります。

マッハシューター(射出機)をカチッと固定されるところまで押し込みます。
これでプロバイダーベースが完成。

■プロバイダーベース■
全長:608メートル 全高:35メートル 全幅:366メートル
Case File1(第1話)より登場。30世紀の時間保護局本部に位置する大型発射基地。唯一の時間移動を可能にする転送施設であり、その使用は厳重に管理されている。発進要請があるとタイムレンジャーの各メカは地下の格納庫から地上のプロバイダーベースに移動。基地ロボ・プロバイダスから分離したタイムゲートがカタパルト先端に取り付けられ、時間流へのゲートが開かれる。
プロバイダスが右腕をスイングさせて各メカをタイムゲートへ向けて射出、タイムゲートをくぐり抜けることでクロノ粒子に変換されたメカは一瞬で対象の時代へと到達する。

後方から。

逆サイドから。

フロントビュー。
全体が巨大なカタパルトになっています。

バックビュー。
後方にはドーム型の建物と管制塔があります。

トップビュー。
各パレット、スロープは固定されていませんのでこのまま持ち上げて運んだりはできません。

プロバイダスの準備。

タイムゲートはこの状態にしておきます。

背中のジョイントに合わせてタイムゲートの基部を取り付けます。

ゲートのアームを折り畳み、プロバイダスの胸のジョイントにプレート部のジョイントを合わせて固定します。

■プロバイダス■
全高:45メートル 全幅:29メートル 総重量:5000トン 最高出力:1100万馬力
Case File1(第1話)より登場。時間保護局のプロバイダーベースに配備されている基地ロボット。普段はタイムゲートをその身に背負い管理している。緊急システム発動要請があると、タイムゲートを分離、自身はその巨大な右腕を振って、タイムジェットやタイムシャドウを射出する。射出時にはゴーグルが閉じ、フェイスガードとなる。
戦闘用のメカではないが、Case File38(第38話)では夢オチではあったものの、大回転パンチで敵と戦う戦闘シーンが描かれた。

フロント/リアビュー。
デザインは同じなのに左右の腕の大きさが異なるという特異なスタイル。

プロバイダーベースのジョイントにプロバイダスの足の裏のジョイントを合わせて固定します。

プロバイダスをセットしたプロバイダーベースの全景。

反対側から。

「プロバイダス、スタンバイ」
プロバイダーベース発射遊びの準備。
まずプロバイダスの胸のプレートのジョイントを外して上にあげます。

そのままタイムゲートのアームを展開し、ゲートとプロバイダス本体を分離します。

中央のプレートを軸に、アームを回転させます。

両方のアームを反対方向へ回転。
アームはこの角度で止まるようになっています。

プレート上面に収納されていたアンテナを回転させて引きだします。

両方共引き出し、カチッという位置まで回します。

タイムゲートが完成。

ゲート上部にはカウンターがあり、シールを貼ることで再現しています。
シールは三種類付属し、カウンターが空欄のもの(左写真)
30000101(3000年1月1日)の表記があるもの(右写真)
20000213(2000年2月13日)の表記があるもの(未撮影)
の三タイプが二枚ずつ付いています。
この写真では裏側に3000年の数字、表側に空欄のものを貼って
3000年からゲートをくぐって、空欄のカウンターにその都度表示される
年代へ行くイメージでシールを貼っています。
ちなみに2000年2月13日はタイムレンジャーの初回放送日です。

変形させたタイムゲートをスロープ脇のジョイントに接続します。

プロバイダスのバイザーをおろして右の状態に。

右拳を引き出します。

■プロバイダス(タイムゲート分離状態)■

バイサーをおろして腕を伸ばした射出時の形態。
特撮本などの資料ではこちらの状態で紹介されることが多いですね。

プロバイダスの遊び方。
プロバイダーベースと足の接続がしっかりとされていることを確認します。

左腕を前に、右腕を横にあげます。

そのままプロバイダスの上半身を時計回りに回転させます。
一回巻くごとにカチッとネジが巻き上がります。
計17回まで巻くことができます。

腰を前かがみになるように倒します。

「遊ぶ時には顔を近づけないでください」と背中に書いてあるので、
腕の回転範囲に顔やモノを近づけないように注意しながら、
腰の後ろにあるボタンを押すと…

上半身がブオンッと大回転します。
一回押すごとに一回転しますが、押し続けると何回も回ってしまうので注意が必要です。

■時間飛行体イグレッグ■
全長:9.5メートル 全高:4.8メートル 全幅:9メートル 総重量:35トン
Case File1(第1話)より登場。時間保護局で使用されるタイムマシン。最小編成のチームである5人が乗り込める。緊急用のツールなどが積み込まれており、ユウリたち4人が現代にやってきた際にはナビゲーターロボであるタックも搭載されていた。
ドルネロたちを追うために20世紀に飛ぶが、その出動自体がドルネロの仕組んだものであった。実際にはドルネロたちはまだ時間移動しておらず、イグレッグの出動を利用してロンダーズ刑務所(のタワー)ごと時間移動に割り込んだ。この時に出動命令を出し、イグレッグに乗り込んだリュウヤ隊長はリラが変装した偽物であったが、Case
File43(第43話)ではリュウヤ自身も同型の時間飛行体を使い、現代にやってきている。

玩具的にはプレイセットの最小単位で遊ぶための、発射用小型メカになります。
劇中ではかなりディティールの細かいSFメカらしいプロップが使用されていましたが、
玩具の方は頑丈さ重視の、大型ミサイルっぽい印象のモノになっています。
裏面にタイヤがあり、これによりカタパルトを走行します。

プロバイダーベースでの発射遊び。
中央のターンテーブルには、タイムジェット各機に合わせたラインが書かれています。
このラインに合わせて各ジェットをセッティングするのですが、
イグレッグの場合はその手前の四角いボード上のラインに最後尾を合わせます。

このあたりに配置します。

プロバイダーベース発射状態での全景。
セット内容の全てを配置するとこの状態になります。

正面から。

右サイドから。

イグレッグの発射遊び。
前述のようにプロバイダスのネジを巻いた状態から始めます。
ターンテーブルがスロープの方にまっすぐ向いていることを確認します。

プロバイダスの腰のボタンを押すと上半身が大回転!
プロバイダスの右腕に打ち出されて、イグレッグが発射されます。

打ち出されたイグレッグがタイムゲートを抜けて、発進!!

また、イグレッグはベース本体に設置されたマッハシューター(カタパルト)を
使って射出することもできます。
ターンテーブル後方の白いパーツに合わせてイグレッグを配置し、
黄色いつまみを内側に押すとマッハシューターが伸びてイグレッグが打ちだされます。

別売り商品との連動。
別売りの3Dフォーメーション DXタイムロボの分離形態であるタイムジェット1〜5を、
それぞれの機番に合わせたパレット上に配置します。
タイムジェットはそれぞれ、着陸脚(タイヤ)を出した状態にしておきます。

全景。
公式で想定される、基本のセット状態になります。

別角度から。

正面から。

タイムゲートに向けて、タイムジェットを送り出せ!!

タイムジェットの発進遊び。
タワーの横にあるドーム状の建物はダイヤルになっています。
つまみを持ってダイヤルを回すと、同じ方向にターンテーブルが回転してゆきます。

シールが貼ってある側を、発射させたいマシンのパレットに合わせ、
パレットからタイムジェットを手で押し出します。

今度は、タイムジェットの機首がゲート側を向くようにテーブルを回転させます。

各ジェットの数字が書いてあるラインが、最後部に合うようにタイムジェットの位置を確認します。

「タイムジェット発進」
プロバイダスのボタンを押して、タイムジェットを打ち出します。

最初見たときはてっきり機体の後ろにスペーサーを挟むか、
上半身の回転に合わせてベース側のギミックで発射することで
タイムジェット本体には拳が当たらないようになっているのかと思っていたんですが、
実際に見たまんま、プロバイダスのデカイ拳でぶん殴って発射します。
初見のインパクトはすごかったです。
(未だに傷が付きそうで怖いです)

打ち出されたタイムジェットはガラガラーっっとスロープの上を疾走してタイムゲートを抜けていきます。

タイムジェット1発進!!20世紀に向けてタイムワープ!

ほかのジェットも同様に、ターンテーブルを回転させて順番に動かします。
プロバイダスの腕は、勢いに負けて横に広がったりすることが多いので元のポーズに戻しておきます。

タイムジェット2は後ろ側のラインに合わせてセッティングし、打ち出します。

また、マッハシューターを使ってタイムジェット各機を発射することも可能です。
ちなみにタイムジェット3は安定のために下側の翼を下方向に傾けるように指定があります。

タイムジェット4、5は前のラインに合わせてセッティングし、発射します。
プロバイダーベース発射遊び参考用動画(wmvファイル 約19.7MB)

「タイムフライヤー&レンジャーセット」の発射台を、各パレットの後方に連結することができます。
これも、突起部分を重ねて載せているだけなので固定されるわけではありません。

さらに付属のタイムレンジャーフィギュアをパレットの突起に差し込んで立たせることができます。

タワーの手前に三箇所、ドームの裏側にも二箇所、セットできる部分があるので自由にセッティングできます。

3つの商品を組み合わせることで時間管理局の大型プレイセットをより楽しむことができます。
DXプロバイダーベース
戦隊では珍しい、大型のプレイセットスタイルの基地です。
母艦型や大型ロボとも異なるタイプの基地ですが、単なるジオラマベースではなく
プロバイダスという独立した専用ロボが含まれているのが特徴。
その特殊な立ち位置から便宜上、プロバイダスは「0号ロボ」と呼ばれることがあります。
ギミック的にはタイムロボの分離状態であるタイムジェットを配置でき、
カタパルトで発射できるという、いたってシンプルなものですが、
カタパルトギミックが「ロボットの手で殴って発射する」という極めて大胆なものとなっており、
戦隊メカだけでなく基地タイプの玩具でも珍しいものとなっています。
プロバイダーベースの全長は約65センチというかなり大きいもので、展開した状態かかなりの迫力になります。
意欲的なこの商品ですが、売上的には決して芳しくはなかったようです。
プロバイダスのギミックは秀逸なのですが、他に特筆すべきギミックがないこと、
大型基地ながら、個別メカの収納スペースもなくただ露天で置くだけしかできないこと、
遊ぶために広いスペースが必要な上に持ち運びが困難なことなど、色々と要因はあると思います。
劇中でも未来からメカを送るだけなので「タイムレンジャーの基地」という雰囲気じゃなかったのも一因かもしれませんね。
コンパクトに折りたためるギミックがあるとか、タイムジェットをなかに格納できるとか、
もうひと捻りあればよかったのになあ、と思います。

ちなみに、タイムジェットγ状態ではプロバイダスがパワー負けするので打ち出せません。
そもそも、ゲートをくぐれませんが。

同じ理由でタイムシャドウも打ち出し不可。

一応劇中の雰囲気は再現できますがそもそもどこの部分にも幅が合いません。
劇中ではだいぶタイムシャドウが小さめに描写されていたので仕方ないんですが…。

タイムシャドウ付属のプロディバイダーは、タイムゲートを装着したプロバイダスの肩にジョイントできます。

劇中でもプロバイダスがプロディバイダーを担いでるシーンがワンカットあるんですが…
タイムゲートを外した状態で乗せてるんですよね。
なのでこのギミックは厳密には玩具オリジナルとなります。

試しに打ち出してみましたが、流石に他のメカのようにはいかず、
すぐに倒れてしまいました。

オマケ。
ターンテーブルにもあるんですが、スロープの中央のパネルは取り外すことができます。
特にギミック的な理由はなさそうなのですが、なにか拡張の予定があったのかも?
と考えるとワクワクするような、残念だったような…
単純に衝撃で割れるのを防止するためのパーツ分割かもしれませんが、気になりますね。