3Dフォーメーション DXタイムロボ
&
タイムフライヤー&レンジャーセット
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「チェンジフォーメーション!!タイムロボβ!!」
フォーメーションを変化させて、タイムロボβに合体!!
タイムジェット1は主翼パーツを取り外し、
ランディングギアを畳んで腕ジョイントを展開。
タイムジェット2、3は主翼を畳み、ランディングギアを収納。
太ももパーツをなかに戻します。
主翼をちょっと開いて、上面カバーを開けます。
中の前腕パーツを起こし、フレームとのジョイントで180度回転。
そのまま外側に倒し、カバーと主翼を閉じます。
タイムジェット3も同様に。
2が左腕、3が右腕になります。
タイムジェット4、5は主翼パーツを取り外して…
コックピット部を前方に展開し、さらに回転させてつま先に。
足首の所で本体を反転させて向きを変えます。
さらに、青いシールが前を向くように腰部分を回します。
タイムジェット4が右脚、5が左脚になります。
タイムジェット1を中心に合体。
両足で腰ブロックを挟むように合体します。
腰のジョイントをに脚を取り付けつつ、太もものジョイントが合わさるように合体。
肩のジョイントに両腕を接続。
本体を立たせ…
フェイスカバーを開きます。
タイムロボβ、合体完了!!
■タイムロボβ(ベータ)■
全高:60メートル 全幅:43メートル 総重量:6000トン 最大出力:1200万馬力
最高飛行速度:マッハ4(通常空間)
Case File2(第2話)より登場。タイムジェット5機がαとは別のフォーメーションで合体した空中戦タイプの人型ロボ。初合体はβ形態だった。パワーはαに劣るものの、運動性とスピードに優れた形態で、高速飛行も可能。フライヤーマグナムを使った射撃戦を得意とする。
フライヤーマグナムから破壊光線“クロノストーム”を発射。さらにマグナムのエネルギーを球状にすることで敵をなかに閉じ込めて動きを封じることもできる。空間に仮想ネットを作り出してその反動で急旋回・急降下を行うバーチャルターンや、空間を歪めてビームを曲射するバーチャルシュートなどの特殊な技を使用。
αロボと異なり、単独で圧縮冷凍を行う機能がないため、巨大化囚人を逮捕する時はαロボにチェンジする必要がある。ただし、巨大メカなど、圧縮冷凍する必要がない囚人相手ではない場合はフライヤーマグナムの最大出力を使用し撃破したことも。一度だけだが、タイムレッドの動きをトレースすることで空手の技を披露したこともある。
前後から。
三角系の頭、巨大で上方に突き出した肩、小さい前腕、細い足など、
独特の体型が特徴。
主要ロボながら、メインとは別の形態という立ち位置ならではのデザインです。
収納されていた手足が青で統一されているため、赤主体のαロボとの差別化に役だっています。
ここでタイムフライヤー再登場。
本体を裏返して、レバーをスライドさせて銃身を伸ばします。
主翼を上方向に折りたたみます。
後部の出っ張りを内側へ畳みます。
フライヤーマグナムに変形完了。
■フライヤーマグナム■
全長:5.2メートル 全高:2.6メートル 全幅:2メートル 総重量:1.2トン
Case File2(第2話)より登場。タイムフライヤーが反転して両翼を折り畳み、ボーテックス・キャノンの砲身を伸ばすことで、タイムロボβの専用銃であるフライヤーマグナムとなる。破壊光線“クロノストーム”を発射する。超強力ビームは2km四方の島を消滅させる威力を持つ。
タイムロボβの右手に装備。
フライヤーマグナムは一部合金製でずっしりしていますが、しっかりと保持可能です。
フライヤーマグナム装備状態。
肘、肩の部分でそれぞれ腕を前後に動かすことができます。
バーチャルターン!!
クロノシールドはβロボ形態では余りますが、背中のジョイントを使って取り付けることも可能です。
このような状態になります。
ただしこれはジェットγ形態のギミックを利用したもので、公式なギミックではありません。
β形態の時には、タイムレンジャーフィギュアの向きを変えるように指示があります。
タイムレッドを一度取り出し、直立姿勢にしてからコックピットに戻します。
タイムグリーン、タイムブルーも直立姿勢にして、
足を背もたれ部分の穴に差し込んで乗せます。
タイムイエローとピンクの搭乗姿勢は変わりません。
コクピットハッチオープン。
劇中では集合コクピットで操縦しているのでこんな怖い位置にはいませんが…
タイムロボαと比較。
表裏やパーツの入れ替えで赤いαから青いβへ見事に変形。
各パーツのポジションを変えるだけでなく、変形のアイデアでガラッと印象を変えています。
「チェンジフォーメーション!!タイムジェットγ!!」
さらに、タイムジェットγに合体!!
α、β合体時の説明を参考にこの状態に。
タイムジェット1とタイムジェット4、5の合体。
αロボの拳の穴が内側に向くように並べます。
タイムジェット1の腰ジョイントに拳のジョイントを差し込み、
タイムジェット4とタイムジェット5で挟み込むように合体します。
タイムジェット3をジョイントを合わせて左翼に合体。
同じくタイムジェット2を右翼に合体。
タイムジェット1の主翼パーツをジョイントを伸ばした状態でかぶせます。
タイムジェット1の腰パーツにはめ込むようにして固定します。
合体完了!タイムジェットγ!!
■タイムジェットγ(ガンマ)■
全長:51メートル 全高:15メートル 全幅:44メートル 総重量:6000トン 最大出力:1500万馬力
スピード:光速の99パーセント(通常空間)
Case File5(第5話)より登場。タイムジェット5機が合体した遠距離からの攻撃に優れる大型戦闘機形態。出力を直結させることで光並みの速さで飛行する。タイムジェット1〜3の主要武器が使用可能で、エネルギー量が5倍のためにその威力も数倍にアップ。得意技の“ガンマトルネード”は円を描くように飛行することで竜巻を巻き起こし、敵を空中に吹き飛ばす。機首から発射されるガンマレーザーはタイムジェット単独時の数倍の威力を持つ。βロボ同様に単独での圧縮冷凍の機能がないため、αロボにもどって圧縮冷凍で止めを指すことが多い。
バックビュー。
トップ/ボトムビュー。
タイムロボの3Dフォーメーションは左右のパーツを間違わないように
各所に工夫がしてあるのですが(シールの色とかパーツのディティールとか)
γジェット時のタイムジェット2、3の位置は気をつけないと逆につけてしまいます。
逆につけると上面にネジ穴が多くなるので気づくといえば気づくんですが…
サイドビュー。
タイムジェット4、5の主翼パーツはは下面に取り付けることでランディングギアになります。(玩具オリジナルギミックです)
まず、主翼パーツをシールドの要領で合体。
タイムジェット4、5のパーツから青いジョイントを起こします。
主翼パーツの出っ張りをそれぞれ、タイムジェットγの裏面にあるジョイントにはめ込みます。
このような状態に。コロガシ走行が可能です。
タイムジェットγ(フル装備)
バックビュー。
これにより、時空剣以外の余りパーツは発生しません。
(タイムフライヤーセットは別に考えて)
α、βロボのジョイントは同じものを使用しているので、
このように手足を逆にして合体させることも可能です。
こっちは二セット用意して、手足を同じタイプのタイムジェットに統一した形態。
タイムロボγ(仮)
スーパー戦隊アートコレクション・戦隊ロボ編によれば、
試作段階ではゲッターロボよろしく三タイプのロボ形態が考えられていたそうです。
試作の形状検討用モデルではゴリラのような、怪獣のような姿でしたが、
それに近い状態に合体させてみた例。
こちらも検討されていたという4足歩行型。
ビクトリーマーズのビートルマーズ形態や、
のちのアクエリオンのアサルトウォーカー的なものを感じますね。
3Dフォーメーション DXタイムロボ
5機のマシンが3タイプに合体する非常に完成度の高いシステムを持つ戦隊ロボです。
複数の合体形態を持つ戦隊ロボはほかにも多々いますが、
個別メカの単独変形や入れ替え、追加なしで2タイプの全く違うロボ+大型メカに合体できるというギミックは
戦隊でも唯一で、ほかの合体ロボットでも珍しい存在と言えます。
シルバー・ブラックを基調にし、曲線を多用したデザインラインはまさに未来メカをイメージしており、
各マシン、ロボのデザインも非常に渋い上品なものに仕上がっています。
また、時空剣の展開ギミックや別売りのフライヤーマグナム&レンジャーセットとの組み合わせで
タイムレンジャーの搭乗シーンを再現できたり、βの武器を装備できたりと、
細かい配慮が行き届いた商品となっています。
さらにDXプロバイダーベースと組み合わせることで発進遊びにも対応しており、
大掛かりな発展性を持つ商品群であったと言えます。
非常にプレイバリューの高いDXタイムロボですが、発売当時は売上的に非常に苦戦したようです。
挙げられる欠点は、個別メカであるタイムジェット1〜5が没個性なこと、
対象年齢の子供に訴え掛ける見た目の派手さにかけたこと、
βの武器であるフライヤーマグナムがデフォルトでは入っていないこと、などが考えられますが、
一番の理由は劇中の扱いではなかったかと思います。
元々囚人の逮捕用で、純粋な戦闘用ではないためか、敵を完全には倒さない(圧縮冷凍するだけ)ので
物語上はともかく、カタルシスにかける存在であったこと、
劇中だと上部組織である時間保護局の都合(というか隊長であるリュウヤの都合ですが)で
来たり来なかったり、用が済んだらタイムレンジャーを放り出してさっさと帰ってしまう、など
劇中の描写が良くも悪くもこれまでの“戦隊ロボ”とは違ったために
イマイチ購買意欲に繋がらなかったのではないか、と個人的には思っています。
それでも戦隊ロボの新しい方向性を提示した素晴らしい商品には違いはないのですが。
なお、ジョイントのよる組み換え合体は翌年のガオレンジャー・パワーアニマルシリーズに受け継がれます。
次回はDXプロバイダーベースを紹介!
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