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渡辺、かっ飛ばしてロングホール制圧!66で首位浮上

2014年9月28日6時2分  スポーツ報知
  • 10番ティーショットを放つ渡辺。通算7アンダーで首位に躍り出た

    10番ティーショットを放つ渡辺。通算7アンダーで首位に躍り出た

 ◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第2日(27日、宮城・利府GC、6499ヤード=パー72)

 渡辺彩香(21)=ユピテル=が、1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で回り、通算7アンダーで12位から首位に急浮上した。最終18番のイーグルを含め、パー5の4ホール全てを持ち前の豪快ショットでねじ伏せ、スコアを伸ばした。65をマークし、22位から首位に躍り出た台湾のテレサ・ルー(26)=太陽生命=と、初優勝した3月のアクサレディス以来のツアー2勝目を争う。

 イーグルで締めると、渡辺は右拳でガッツポーズを作った。ツアー屈指の飛ばし屋が本領発揮で首位に浮上。4ホールのパー5で計5つ伸ばす荒稼ぎに「ロングホールで全部スコアを伸ばせたのでいいラウンドでした。イーグルにこだわり? そうですね、飛ぶので」と笑みがこぼれた。

 8番で約300ヤードをかっ飛ばし、最後の18番(492ヤード)でも魅せた。5つのバーディーを積んで首位とは2打差。「18番は練習ラウンドから狙えると思っていた」というイメージ通り、172センチの長身から放った豪快な第1打は、自身の平均飛距離270ヤード付近まで飛んだ。残り220ヤードからの3ユーティリティーでの第2打はピン手前2メートルにピタリ。約8メートルのバーディーパットを沈めた17番同様に、「うまくいっている」と自負するパッティングでカップにねじ込んだ。

 賞金ランクは11位ながら、ここまで4週連続でトップ10入りを逃した。今大会の好調の理由はパットがかみ合ってることだ。先週、久々に試合を観戦した父・光章さん(54)から「最近、立ちすぎてない? 低くしてみたら」の助言に素直に従うとガラリと変わった。

 同じ飛ばし屋で、同期の親友・比嘉真美子(20)=ジブラルタ生命保険=の来季米ツアー挑戦も刺激になっている。30日からの2次予選会に出場する比嘉から渡米前に、「ダンロップ優勝しておいてね」とゲキを飛ばされた。「真美子も頑張ってね」と活躍を誓い合った。

 プロ3年目の今年は、最終日の最終18番で逆転チップインイーグルを決めた3月のアクサレディスで初優勝。全英リコー女子オープンで29位となり、将来の海外メジャー挑戦への意欲も湧く。しかし、19日にバースデーを迎えた渡辺は「今は早く21歳の1勝が欲しい」と目を輝かせた。(小河原 俊哉)

 ◆渡辺の初優勝VTR 3月30日に宮崎で行われたアクサレディスの最終日。2位で出て1打差で迎えた18番パー5で、ピンまで20ヤードのグリーン左から10ヤード先に落とした第3打がフックラインを描いてカップイン。“逆転サヨナラチップインイーグル”の劇的フィナーレを演出した。最大6打差にまで後退しながら、16番からの上がり3ホールでバーディー、バーディー、イーグルとスコアを4つ伸ばす猛追で初優勝を飾った。

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