開催日時 | 平成21年01月15日(木曜日) 13:30 〜 15:30 |
開催場所 | ウェルシティ鳥取(鳥取市扇町176) 2階 仁風の間 |
出席者名 | 会見祐子委員; 荒井玲子委員; 池田博子委員; 一盛 真委員; 井手添陽子委員; 大月悦子委員; 木島晃子委員; 國本真吾委員; KIP・A・CATES委員; 小林幹子委員; 下田光太郎委員; 下吉真二委員; 薛 幸夫委員; 高多彬臣委員; 田渕眞司委員; 永山正男委員; 中瀬香里委員; 濱本英機委員; 廣田富子委員; 本田幸則委員; 松嶋まゆみ委員; 松村由朝委員 |
議題 | (1)会長、会長代理の選出について (2)鳥取県人権施策基本方針の改訂について ア 基本方針改訂の進め方 イ 改訂に当たり留意すべき事項等 (3)人権救済条例の見直しによる新たな仕組み (人権尊重の社会づくり相談ネットワーク(仮称))について (4)その他 |
問い合わせ先 | 総務部人権推進課 0857-26-7121 |
その他 | (1)公開又は非公開の別 公開 (2)傍聴者数 5人 (3)その他(会議資料等) |
(1)会長、会長代理の選出について
(事務局)
また、マスコミの論調で気になっているのが犯罪被害者等の人権問題。当然尊重しなければならない重要な人権侵害に係る問題だが、加害者にも被害者にも人権がある。フランスにおける考え方は、ある意味では加害者も被害者もない考え方。まず原理的なことを押さえ、現状を押さえていかなければならない。
失業者が増加していることは、今の政府や県の大きな政策課題であると思うが、これは広く捉えると人権の問題であり、失業してイライラしているから子どもを虐待する、あるいは家庭内で自分の配偶者に暴力を振るうという、そのような広がりを持つ問題だと思う。このようなことについて、県はどのようにお考えか。
基本的な社会構造の問題、人間の人権というのはどういうものかという歴史的な経緯を考慮しながら再考しなければないない、そのような時期に来ていると思う。
ブータンで提唱されている「Gross National Happiness=国民の総幸福量」という考え方で様々な施策をやっているが、そういった考え方も必要になってくるかもしれない。
全体調整、共通項目の小委員会であらためて御意見を伺いたい。
また、資料7「各人権課題における本県の重要課題と対応方針」では、かなり抽象的でずれた課題意識となっているので、今後の小委員会でもう少し軌道修正のため議論を重ねていくなどができるのか。
また、喫緊の課題の資料を提出されていない課には求めることは可能か。
(事務局)
子どもの時代から、相談することが自分にとってプラスになるといったようなことをしっかり啓発していかないと、このような相談ネットワークをつくっても本当に相談しなければならない人が相談することが出来ないのではないかと思う。
今の構想では、総合的な窓口としてどんな相談でもお受けをし、既存の相談機関の機能をうまく活用して対応したい。併せて相談機関の周知についても取り組んでいきたい。
子どもの手本は、教科書のストーリー。
また、「障害者」の「害」の字表記をひらがな表記に変更する要望についてももっとスピーディに検討してほしい。
子どもが外国人に対して差別用語を使うという問題が生じたが、子ども大人を問わず学ぶことが出来るよう特にこのネットワークを大切にし、、そして相談窓口にも全ての面に詳しい専門家がいるようなシステムを組んで頂きたい。
相談に行くのは緊張するので、誰にも会わないでもそこに行くことができるような環境にして頂きたい。
すぐに他の機関まで行くだけの力がない人も多いので、行くときにはお手伝いをしてあげられるようなシステムがいると感じる。
プライバシーや個人情報について、住民の名簿がなかなか収集できず、防災など地域の安全を守る上で苦労している、ということがよく言われる。個人情報保護法を間違って理解をしている自治体もあるようなので、安全に暮らすために個人の情報をどのようにして管理したらいいのかということも併せて、正しい理解をすることも大事。
プライバシーの様々な面で整理しなければならないことがいろいろあるように思う。
身近な場所で相談出来るようにしてもらいたい。
レイプの事件はなかなか男性警官には言いたくない、子どもなら女性の相談員が望ましいなど、相談がし易い相手に相談できるようなシステムがよい。
「いのちの電話」のような電話相談、又は電子メール、ウェブ、インターネットなどたくさんの窓口の種類があることが理想。
また、相談ネットワークを作ることも非常に大事だが、できるだけ相談に来た人に対してワンストップで対応していただきたい。「これは自分のところではない」と思うものであっても快く受けるという気概がないと、障害者などやっとの思いで来た方に対して「ここは違う」では本当につれない。作ることが目的にならないでほしい。
ただ、それも段階を追ってもらっては困るので、相談業務を行っていく中で相談では解決できない問題が見えてくるので、その時点で条例化を考るのではなく、今から努力しておくことも必要と思う。
待っているだけの相談でなく、こちらから出向いて困っている人の本当のつぶやきが聞こえるような体制作りをしてほしい。
今、パブリックコメントを募集しており、本日の皆様方のご意見も踏まえ、2月議会には予算と条例を提案し、順調にいけば4月から実施となる。
また、この条例を提案するときには、同時に、凍結している条例の廃止を提案することになると考えている。
(事務局)