シャワー室の中は蒸気がまだ残っている。

ドアの鍵を解除すると、ほんの少しだけ隙間ができる。

あずさはその隙間から外の様子を伺っていた...

まだ、身体は火照っている・・・。

( 足音はしない。人の気配も無い。今なら潜入できるかも?)



右手にはワルサーP38

この手の中に抱かれたものは

すべて消え行く定めなのよ・・・

(→Check:ルパン三世)



目標まで、約2m程度? 一気に突破する!

2014-09-27-12-46-35


と、扉を開け飛び出したその時。


その時、あずさの背後から(ミシ!)という床が軋む音と、声にならない悲鳴が聞こえた

「ウワっ!」


(誰?)

振り向くと男が唖然として立っている・・・



(馬鹿な・・・さっきは気配など無かった・・新手? それにしてもこの私に気配なしに近づくなんて・・
 どんな相手? さては・・元新撰組の・・・ それにしても、私とした事が、目撃者を作ってしまった・・。ここで生かして帰すわけには・・。 でも 〔不殺生:ころさず〕 の誓いを立てた今の私は・・・ 人を殺すなんて出来ない。
逆刃刀 なら、何とか気を失わせる位なら・・傷つけずに出来るかも)


男が叫ぶ

     「 左頬に十字傷・・お前は! 人●り抜刀XXX」


(この場に長居は無用ね、仕方ない峰打ちで 意識を・・・)


あれ?ワルサーP38 は???  逆刃刀?? 


ええい! 

あずさは部屋に飛び込んだwww

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写真に写ってるのが2つあるうちの一つの共同シャワー室で、撮影している所が私の部屋の扉。
このわずか、2mの距離が・・・
いつも私にスリルとサスペンスをくれます。

シャワー浴びた後って、まだ身体が濡れてたり汗かいたりしてるので
シャワー室から外の気配を伺って、誰も居ない時には
パジャマ着ないでバスタオルだけ巻いて
部屋に飛び込むんですが・・ これがまた、ちょっとしたスリルとサスペンス?です。

これが例えば誰かがシャワー室の外で順番待ってるとか、私の部屋まで階が違う
とか、長い廊下を挟んでるとかなら、身体が冷めるのを待ってパジャマ着て出たり事もするだろうけど。 

2mですよ。2m。

わずか1秒足らずでたどり着けちゃう訳です。

足音もわかるから、出るタイミングに気をつければ滅多に出くわさないし。

しかし・・・一度、その姿を男性に見られたことがあります。 ちっちゃい叫び声とともに・・・
(まあ、バスタオルだから見られても良いと言えば良いのだけど)

ほ、本当にごめんなさい。見せられない身体見せちゃって(あ、ちゃんと上下は隠れてたけどね)

んー。共同生活って難しいですね・・。

 〔終にオッサン化か・・?〕 なんて言わないでwww


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前回のドラッカー、いや、読み続けると面白いんですけど半面、自分が経験した事のない経営の部分とかが
具体的にイメージできなくて・・・。 

ちょっと面白いなと思ったのが、長期的展望と短期的展望のどちらが大事かを比較するのは難しいって所。

●雪国まいたけの創業者と現社長の経営陣入れ替え? 事件
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140918/271449/?rt=nocnt

(日経のサービスに登録してないと全部の記事が読めませんwごめんなさい。)

創業者である大平さんは、実は私が学生の頃に、アントレプレナーシップとかベンチャー企業研究で
少しだけお目にかかった事もある人。 記事を見たとき、懐かしいって思った。

私自身はどっちがいいとか悪いとか言えないし、そもそもそういう資格はまだ無い。

ただ、なんとなく判るのは、 大平さんはやはりご苦労されて舞茸栽培とかのノウハウかおそらく体当たりで
身に着けてきて、いつ実になるか判らないけれど、恐らくは必ず出来ると思った自信と長期的な展望の下に新事業への投資とかやられていたのかな・・・と。 それに対して星名さんのような数字での業績で結果を短期的に出すような経営業のプロみたいな方と相容れなかったのかな・・・って気がします。

どちらも間違っていない、ただ長期的な視点か短期的な視点か・・っていう気がする。
ただ、こうなってくると、創業者と企業の関係って上場してしまったら必ずしも一致しない
企業は誰のもの?っていうキャッチコピーも、ズシンって来る感じ。


私も企業が非公開の状態から、上場するまでの状態を企業の内部にいて直に経験したけれど、
正直、上場する為には システムも入れ替え、会計基準も何もかも、全部一から洗いざらいやり直す
位の事が必要で、上場をするのは良いけれど、上場をすることにより、間接部門の管理がより厳しくなって
間接部門がやたら膨れ上がって、大企業病化に拍車をかけるんじゃない?っていう事を直に目にしました。

今回の不正会計も、正直どこまでかはわからないけれど・・。どこまでが悪で、どこまでが善なの?
って未だに記事を見てる限りだと判りません・・。(特に私みたいな未熟者には)

企業経営で、短期、長期、どちらが重要なの?っていうのも未だにわからない。
私のイメージでは、アメリカ系企業って経営者がコロコロ変わる所があって、何だろう、2-3年、1年スパンの短期的な成果を求める所が多い気がします。 もっとも、私が経験した&見聞きした企業の話だけど。

短期的な成果を求めるから、目先の数字にこだわったアクション(リストラ、短期で利益になる分野への注力)
しながら、一方で短期では芽が出ないけれど、長期的には重要なことをおざなりにしてしまったりとか。
そんな所が多い気がします。まあ、業界にもよるだろうし、企業にもよるのだろうけど。

マネジメントって奥が深いな・・って思いますです。

うーん、私もまだまだドラッカーの域には遠いね・・・・。

大平さん、頑張って。
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 今週も来週も、飲みの予定が・・ああーー秋デブ化するーーー!!!
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昔、毎週のようにバスケだの飲みだの合コンだのつるんでた某女子と久々に飲み。

お互いに 〔最近(男)どうですか~?〕

〔えー、全然ですよ。誰か紹介してくださいよー〕

というのが数年越しでも定番のままのやり取り・・・。 変わってないww(笑)

もっとも、全然とは良いながらも・・・・ (照)

なんだかんだと数時間、安居酒屋で恋について語り明かす。

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お互い、相変わらずだねえー。のせりふで〆。 (笑)

付かず離れずで数年の付き合いだけど、なんとなく同志的なところもあったりね。

その存在に励まされたりもしました。


いつか幸せになれるって。

幸せになって報告してよ! 絶対。




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吉祥寺飲み。

まあ、これまた久しぶりな方と飲み。

懐かしい~と思う反面、離れたはずの所でまた訳わかんない事 耳に挟んでプチ激怒。

まあ、もう日本での残り少ない時間の無い中、無駄な時間を浪費する事には関わるつもりはないのだけれど、

余りにまだ訳のわからない事が裏で広まってるのなら、私が知る事実とその証拠をすべて公表しようかなとも

一瞬思って留まる。

〔大人の方が折れてやるしかないんだよ〕っていう台詞も納得だけど、

ちょっとねえ...。

まあ・・今後の出方と有り余る余裕があったら

考えよ。

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逢いたい人、連絡取りたい人リストっていうのを実は数ヶ月前に作って実行してます。

向こう数年、逢えなくなるかもだから、悔いを残さないように。

もちろん、リストの内容は内緒。 

昔の友人とか、昔お付き合いした人、etc etc

近年会えなかった人がほとんどかな・・・。


皆に会いたいのだけど、流石に全員はむりぽくて・・・。

SNSとかで余りつながっていない人とか,連絡途絶えそうな人、優先的に連絡取ってます。

逢わないまでも手紙を書いたり、メールを書いたり、別ブログでメッセ送ろうかなとも考え中です。


日ごろSnsとか諸々で繋がってる人とは、多分日常の中でまだ会うチャンスもあると思うのでごめんね。

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そんな中・・・・。

私が初めてお付き合い(?)した人にん十年ぶりに連絡をしてみました。

これから書く事は、少しだけ・・私のダークな過去の部分と・・懺悔。

ま、お許しあれ。。。

その人に関しては今更好きだの何だのという気持ちがあるわけでもなく・・

いや、多分付き合ってた当時から、恋愛感情は無かったと思う。

ただいまは・・・懐かしいのもあるし、近況を知らせたかった。

ただそれだけ。


当時私は中学、14歳で・・・彼は・・・



・・・ 

36歳w


まかり間違っても援助交際とかお金もらってたなんて事はありません。

ただ、私が年齢の割りにませてたのと、現実逃避の場として大人の恋愛の世界に変な妄想を抱いていただけ。

加えて・・当時は今より輪をかけてファザコンだったと思う。


彼と知り合ったのは、それよりずっと前、多分中学に上がった頃だったと思う。

たまたま、学校に来てた時に(多分プロパンの交換か何か?) 

話す機会があって、当時は気の良いおっちゃんっていうイメージしかなかったんだよね・・・。

まあ、ご存知の通り、愛嬌だけは良いので、それから逢う度に、ちょこちょこ挨拶したり

狭い片田舎の町だったから、街中でもたまにバッタリ会ったりして。


で、何かの拍子に車で家まで送ってもらって、家庭の事情とか深い話をしたら同情してくれて

それで・・・ 何度かドライブとかに連れ出してくれるようになって

ひょんな弾みで・・・

そういう事になりました。(--;)


今考えても、不思議。

だって、お互いどう考えても、〔恋愛対象〕じゃなかったと思うの。

私にとっては気の良い、おっちゃんで、向こうにとっては、面白い子供・・だったんじゃないかな・・当初は。


まあ、向こうもバスケする人だったので、それで繋がってたのもあるけどね。


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小学校~中学、うちの家庭が一番不安定だった時で、父が居なくなった家で母は毎日不安定だったし、

父が残した借金とか、父の前妻と二人の姉の親権返還とか・・

そのせいで、祖父母の家に預けられたり、母の男関係に引きづられたりetc etc...

家に帰って余り安らぎを感じられない・・そんな日々でした。

ま、そのお陰で、打たれ強い性格にはなれましたけどね。


子供なのに、背伸びをして大人のフリを・・・いや、大人のようにこれから先の人生どうやって生きようって

背伸びして世間知らずの子供なのに必死に考えをめぐらせてた気がする。 

それだけ・・当時の母や 祖父母が子供の私から見ても世間知らずでどこか頼りなく思えて・・

自分の親を変に見下して、私は私で切り開かなきゃって、変に気負って生きてました。

母親の”女”の部分を子供の頃から見ていて、それを思春期の私は受け入れられなかったのもあって。


進学に必要なお金とか計算したり、アルバイトとか奨学金の制度調べたり・・

でも、結局はなんだかんだ、最後は母とか祖父母とか親戚の世話になったり・・

頭の中だけ自立した変に大人ぶった可愛気の無い子供・・。

当時は早く自立をして、あの家から出たかったけれど

まだ到底そんな事が14歳の私が社会的に認められる訳ではなく・・

アルバイトさえ学校が禁止している関係で自由にできなかったり。もどかしい時代だった。



正直、当時は家の中が落ち着かなくて、ありきたりの子供のように進学とか親に甘えて何も考えない・・

伸び伸びした子供時代。。。とはちょっと無縁だった。

あの当時は誰かに後ろからそっと守ってもらって、安心して安らげる場所って無くて・・


もっとも・・母も、祖父母も、決して悪い人間ではなく

彼らなりに私を大事にしてくれて、私自身も今は感謝してます。


ただ、元々の家系が神社に由来しているのが祟ってか、

その劇的な環境の中、彼らは余りに世間知らずで

どうしてよいのかわからず彼らはいつも余裕がなくて、感情の起伏が激しかっただけ・・・・。

その中で、私の居場所がなかったような気がしただけ。


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父が居ない事自体は私にとって全然ダメージでも何でも無かったけど

その当時36の彼にあった時に初めて・・

 〔男の人に自分の心身を擁護してもらう〕 

って事を経験して 妙な安らぎを覚えたのを今でも思い出せます。



普通の家庭で、父親に見守られて育つってこういう事?って初めて悟れた気がします。

そして、そういう安らぎを感じる中で、ああ・・私って、異性にどこか父親を求めてたんだって自覚できました。 


多分、普通の思春期じゃなくて、一気に大人になった部分と、逆に子供のまま成長しきれない部分がちぐはぐに

心の中に存在する・・・そんな子だった気がします。

自分で無理やり大人になった部分と、子供のまま無邪気で居たい部分が心の中で同居する感じ。



当時、特に中学時代は同級生の男性は・・特に中学とか、どうしても子供過ぎて、どこか恋愛対象にならなくて

(それでもそれなりに好きな男の子は居たけど)


複雑な子供でした。 精神的に老けた子供だったと思う。

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当時は携帯なんて無かったから、彼の会社のオフィスに親戚を装って私が電話するっていうのが

唯一の連絡手段でした。 

逆に、彼が私の家に電話をする時は、〔体育館の管理の人〕 って事にして家族に電話をつないでもらってました。


仕事は・・ガス屋さん。 ガスっていっても、東京にある都市ガスじゃなくて、田舎だから、プロパンガスのボンベ

を設置して、取り替える仕事だったみたいです。


今だから言えるけど・・・ あの当時の田舎でその歳で独身な訳がなく

・・当然、人のものでした。


不倫って言えばそれまでだけど、ちょっと違う気がする。

私的には、恋愛とも違う、父親とも違う、なんだか・・変な関係だったと思います。

本当にごめんなさい。

いきなり、弾みでそういう関係に一気になったからなのか

好きとかドキドキするとか、そういうの一切無くて

でも、お金とか身体とか、そういう汚い関係でもなくて・・・

ただ、彼は当時の私の唯一の、〔逃げ場所〕 だったんです。




母や祖父母が世間知らずだったせいか、そう言うごく働き盛りのごく当たり前の知識を持った社会人の男性が

進学の事とか、学校の事とか、何でも話を聞いてくれて、相談に乗ってくれて

しかも、単なる相談相手ではなくて、ある意味 身体で繋がった事で秘密を共有した相手に

安心して相談したり甘えたりできるって言うか・・

そう言う存在でした。


高校に入るまでは・・本当にそういう不思議な関係に勝手に陶酔して、大人ぶってた記憶があります。

恋に恋するってまさにあの頃。 でも、恋してたのは目の前の現実の人間じゃなかった。



同級生が性について学生らしい・・無邪気で純粋な興味で会話するのを聞きながら

私の心の中では、同級生より先に大人になった優越感と、

秘密を持ってる事がものすごく自分自身が大人になったように思えて・・


ん・・多分、恋愛ドラマとかの見過ぎだった気もしますね・・ (笑)

結果、まだまだ当時も子供だったって今なら思えます。恥ずかしい・・・。




逢えるときには1ヶ月に一度とか・・・

私が部活とかで忙しかったり、向こうが仕事や家庭の事情で忙しかったりする時には

下手したら半年とか、逢ったり逢わなかったり。

逢わなくても全然平気、でも、たまに逢って繋がる・・

そんな関係が私が高校卒業するまで続きました。

多分、私はそう言う複雑で不安定な環境のはけ口として彼を求めていただけで、

多分恋愛感情は無かったと思う。 甘えさせてくれる人が居れば誰でも良かったのかもしれない。




高校卒業する直前まで、彼もどうせ身体だけ目当てなのだろうと、思ってました。



若さ故、若い子によく有り勝ちな・・

自分の若さを勝手に優位と思って、自惚れて勘違いしてた。


たまにしか逢わないし、逢わなくても向こうも平気みたいでしたから・・・。

だから、私も背伸びをして、大人のフリをしてた。



相手から連絡が来るまで逢わない。私から連絡しない。

お金もおごって貰う事も絶対にしない。

私はお金目当ての愛人にはならない!って訳のわかんない理屈でW。

で、相手からもずっと連絡こなくて、間が半年とか1年以上空いたりして。



相手の都合に徹底的に都合の良い女でいる事で、逆に相手に依存しないっていう変なプライドだけ

一人前に保とうとしてて・・

・・・今思うと、10代の女の子がなんて滑稽な・・・変な、意味の無い意地とプライドWW


恋しいとかは全然思わない・・

でも、たまに逢えた時には、寂しさとか不安とかを全部受け止めて癒してもらった。

そんな相手。



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変な話だけど・・・。

高校のときには同じバスケ部の同級生を好きになって

1年くらいかな・・逢わなかったりして

その時は彼との関係を忘れようとしてました。


その同級生の彼のことは本当にその年頃の子の、私のごく普通の一般の感情で純粋に好きだったと思う。

好きだった半面・・・ その同級生の子とは上手く行かないのは目に見えてたし

(彼は同じ同級生の別の女の子が好きだったから)


どうして良いかわからなくて、ただ一緒に居るだけ・・の異性の友達止まり。

当時はそれだけでも幸せでした。


でも・・その反面・・・ 

その36歳の彼との関係を持った事で

自分が既に汚れた感覚も同時に味わっていて・・


だから、無かったことにしようと・・忘れようとしてた。 

なんて自分勝手な女。



だからかな・・・その高校の同級生の彼とは、本当に片思いのままで、終わってしまいました。

この事は実は、以前の別のブログでも書いたのだけどねWW 

最後の夏祭りっていう名前で。(汗)


あのブログを見てくれた人、ごめんなさい。実はあんな純情な青春とは裏腹に

こういう経験もちゃっかりしてました・・・WW


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彼とは不思議な関係で、私が学校に隠れてバイトしてた先に、よくひょいって顔出してくれたり

たまに車で送ってくれたりしました。


 実は車で送り迎えしてもらうっていう経験があんまり無かったので

その事だけで、何か凄く大人になったような・・大人の恋愛だぁ・・って、変な感動もしてましたね。



上京する何ヶ月か前に 36歳の彼にあった時、上京する旨を伝えると

〔おめでとう〕

っていう言葉と一緒に、封筒を渡されました。

中を見たら・・現金。 それも・・10万円。




〔有難う。でも、こんなの要らない。私はお金目当てじゃない〕




確かにそれは本心だったんだけど(だって上京したら、めい一杯働いて稼ぐつもりだったし)


それに、もう彼とは終わりだろうなって何となく思ってたから、今更借りなんて作りたく無かった。

なんだろう・・本当に無意味な・・変な意地を張っていて。

お金目当てで近づいたって思われたくない!ってそれだけだったのかも・・。




ただ、彼は、いきなり怒鳴りつけて、


(男に恥をかかせる女になるな!馬鹿たれ!)


って・・・

無理やり私のコートのポケットにその封筒を押しこまれました。

んー、でも、その説教の内容は未だに守れてないね・・私WW




その場で、私は初めて彼に怒られたのにビックリもしたし、それでもその期に及んで好きでも無い彼に

借りを作るのが嫌で・・・。

最後は私から誘う形で・・なんだろう・・最後に身体をもう一度許して

その事で借りを少しでも返したような気になって、

それでお別れをしました。




・・・変な関係、変な終わり・・



形はどうであれ、彼とは恋愛とかじゃなくて、娼婦のような思いで向き合ってたような気がする。

それでも、本当の仕事人としての・・プロとしての娼婦にもなりきれない・・中途半端な女。

もっとも、私が彼に求めてたのはお金とか確かな形とかじゃなくて・・

一瞬だけの安易な安らぎとか安心感・・そのものだったのだけど。



愛しても無い男に、安らぎを求めるって変だと思うかも知れないけれど

不安定で不確かな環境の中で、遥かに大人でどっしりと構えた男性に寄り添える事で

なぜかそう言う安心感を感じれてたんです。 


学生の私は、自由に働く事さえ出来なくて、あの片田舎で学生って言う身分は足枷でしかなくて

だから、余計に将来が不安で、不安だけど、自由に動く事も、どうしていいのかも判らない・・。


そんな中で出会った人でした。

今でも、思い出すと本当に不思議な人、不思議な関係でした。




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最後に一度だけ・・・大学在学中に帰省したときに、短時間だけ逢って、お土産を渡しました。

まあ・・更にその期に及んでまで、〔気持ちばかりのお返し〕 をして、

恩には礼を尽くす大人の女を演じたかったんだと思います。

なんて、見栄っ張りで意地っ張りな滑稽な10代。(あ、その時はもう20代だったかな?)


でも、彼はまさかもう逢えると思って無かったらしく、無邪気に笑ってくれたのを覚えてます。

結局・・・・ 今思えばそれが

永遠のお別れになっちゃいました・・・・


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 前述の通り、日本を離れるにあたって、彼の事も思い出して 電話だけなら良いかなって

先月思い切って、電話してみたんですWW  

ええ、未だに変でしょ?私。

でも、もう日本離れたらもう永遠にあえなくなるかも?って思って先月まではね。

今は私も立派な大人・・(つーか、おばさん?)だし。

一言、当時の子供じみた私のお詫びを伝えようかなって・・思いました。

そうじゃないと、この先の人生のどこかで、後悔するような気がしたの。


彼の職場しか連絡先を知らなかったから、そこに電話をして

〔昔お世話になったものなんですけど・・・〕 →一応事実。

ってな具合で。(笑)


そしたら、電話口に出た人の説明では

彼は・・既に何年か前に病気で他界したそうです。


そう・・

時、既に遅し・・でした。

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 ショックというよりも、妙な寂しさに襲われて・・・

まだそう言う歳でも無いだろうに、でも、全くありえない歳でもあって・・。

私自身が歳を取ったのかな・・なんていう寂しさもあるのか・・。


変なのが、それまでは全くもって忘れてた人なのに、しかも、全然好きでもなかった人なのに・・。

向こうだって私のこと全然、愛してなんてくれなかった。 若い頃はそう思ってた。そう信じてた。


でも・・・

今思えば

当時、私が彼に恋愛感情で接してる訳じゃない事を既に彼は見抜いた上で・・

私が普通の高校生活に専念できるように・・ 普通の青春送れるように・・

私の家族に怪しまれて(当時は電話だけだったから)私の立場が怪しまれないように・・

向こうから連絡する事さえ、ひょっとしたら遠慮してくれてたのかなって


そういう、そっと後ろから見守るような愛情をひょっとしたら与えてくれていて

私が子供だったから、それに気づかなかっただけなんじゃないかって・・

その証拠に、たまに逢えた時には嬉しそうに・・してくれて

恐らく、子供じみてつまらなかったであろう、当時の私の学校とか家での生活の愚痴とか

ずっと聞いてくれて


だから、私が彼と会った時に精神的な安らぎを得られたのは、

それこそ、彼自身が彼なりの、どういう形か判らない控えめな愛情を私に与えてくれていて、

たからこそ、私が安らげたんじゃないかって・・


そうも思えたりするんです。

真実はもう判らないけれど。 

今となっては


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私が当時頼りなく思ってた母も、祖父母も、なんだかんだ、私の上京に備えて貯金してくれたりして

卒業式の日に私名義の通帳に30万円、印鑑と一緒に渡してくれました。

自分でアルバイトでなけなしのお金貯めてたけど、彼の10万と、家族が用意してくれた30万、

一人暮らしでどの程度お金を稼いでどの程度お金の出費があるのか判らなくて、

結局、上京してから予想外の出費も多くて本当に助けられました。




馬鹿みたい。

亡くなった彼もそうだけど

結局・・・私だけ、子供の癖にじたばたして、自分だけで何とかしようとあがく中で

実は彼らが彼らなりに本当に愛情かけてくれた事に当時の幼稚な私は気づかなくて


子供の独り相撲で。。

思い出せば出すほど、後悔ばかり。



私自身が彼との関係で、自分を汚したってあの当時感じたのは、紛れも無く・・・・

私自身が自分の事しか見てなかったから。


もし、彼なりの愛情に少しでも気が付いていたら

私自身の感じ方も・・少なくとも、”汚れた”なんて感じなかったのかも・・

多分、彼との思い出も、もっと綺麗な思い出として私の中で残っていたのかも。


そうも思えます。

馬鹿で幼稚だったな・・て。

どうせ幼稚なら、当時の歳相応に、普通の中学生、高校生の、年頃らしいそれ相応の恋をして

そういう普通の経験をすれば良かった。

好きになったり告白したり、フラれたり、普通の学生らしい恋をすれば良かった。



でも、彼の存在とバスケットと出会ってなければ・・・

私、あの片田舎で、あの時の環境下で

本当に道を外してグレたりして潰れてたかもしれない。


今考えたら・・・私にとって彼は

親を見下して変な意地張って甘えなかった私が唯一、多感な思春期の時に 甘えられた人でした。

それだけで・・本当は感謝すべき事だったんだよね。本当は・・。

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東京に出てきて、夜間の学校卒業して、正式に大卒として就職してから(夜学時代も一応準社員で働いてた)

私が今までの人生で一番長く、10年越しで付き合って、支えてくれた人の時もそうだったけど・・・。


本当の、男の人の懐の大きな愛情に包まれてる時って

幸せで安心感があって、自分が本当に自分らしい、女らしい自分になれて、伸び伸びと生きれるんだけど

私のありのまま、自由にしてくれる中で そっと後ろから支えてくれるような愛情は

時として、全く・・・ それに包まれてる間は私も気が付けない事も多くて。



後になって、本当に私を深く見守って、見えない所でもそっと包んでくれてたんだなって

そう思った時に初めて、その人達の愛情の深さに気づいて後悔する。

そういう事がありました。

2人とも、私の心にかけてる部分、私が心から欲しかった部分を見抜いて

立場とかリスク関係なく・・惜しげもなく与えてくれた。



汚いって他人から思われても

私の人生で彼らがどれだけ・・私の心の空虚な部分を埋めてくれたか判らない。

だからね・・確かな形でも将来の約束でもなく・・・

心を向き合って私という変人を奥底まで理解して、気持ちで繋がれる人を未だに求めてる。

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そういう愛情のあり方を知って

今度そういう男性に出会ったら、今度こそ大事に愛情を受け取って与えてって思うのだけど

私の人生の中でそういう人に出会えて、実際にお付き合いできたのはその前述の2人・・。
(結局全部、普通の関係ではないけれど・・)


そういう人に滅多に逢えるものじゃないみたい。

そして多分それは・・・大人の女としてまだどこか私が未熟な部分があるからだと思う。。


まあ・・こういう変人に深く向き合ってくれる男性も少ない中で中々ね・・・。

でも、そういう後悔を出来るようになっただけ、少しは大人になったかなとも思う。


本当に大事なものは・・目に見えないもの。

by  サン=テグジュペリ (笑)


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今思い浮かべれば・・・あの頃も将来は不安だらけ。

不安だらけだったけど、でもあの頃は一杯の夢とか希望があった。


今も正直、将来はまだ見えてなくて不安だらけ。

でも、年甲斐も無く・・かもだけど、今でもまだ希望も夢も一杯あるよ。


だからね、今度いつかまた・・そういう男性にめぐり合えるかなって

そういう希望もまだ捨てずにそっと行こうと思います。


ま、いいじゃん、恋なら幾つになっても出来るしねえ・・? 

某姉様?(笑)


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そして、気づくとまあ、なんて長文なんでしょう・・・。

書いたらとまらなくなっちゃってた。

そして、何でこの話を赤裸々にも書こうと思ったのか・・不思議。

まあ・・この歳だし、もう日本を離れるし、いっかとも思ってW。


私の中の後悔がそうさせるのか、吐いて楽になりたいのか・・。

まあ・・懺悔だね・・。


本当の愛情に包まれてずっと暮らす為には、

本当の愛情にきちんと気づけて感謝できなければ続かないって事かな。



長々とした変なブログ、最後まで読んでくださって有難うでした。

流石に・・・ちょっと、本日のBGMとかでまとめる心境では在りません・・・

今日はご勘弁。ね。