グロース氏移籍でジャンク債からの資金引き揚げ加速
9月29日(ブルームバーグ):ビル・グロース氏が米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)を退社したのをきっかけに、投機的格付け(ジャンク級)の社債から資金を引き揚げる動きが加速している。PIMCOが投資家の解約に対応してポジションを整理する必要に迫られると懸念されるためだ。
ジャンク債の債務不履行リスクの指標となるクレジットデリバティブの指数は約1年ぶりの高水準に達した。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数データによると、世界のジャンク債の今月のリターンは26日時点でマイナス1.7%と、ここ1年余りで最悪の月となりそうだ。
4-6月(第2四半期)の米国内総生産(GDP)が2011年以来の大きな伸びとなり米利上げが近づいているとの観測が浮上したことから売られ始めていたジャンク債は、グロース氏の突然の退社で下げ幅を拡大している。サンフォード・バーンスティーンはリポートで、PIMCOは10-30%の解約に見舞われる可能性があると指摘した。
ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト、ガイ・リーバス氏は29日のリポートで「多少の解約ややむを得ない売却が出てくる可能性は高い」と述べ、「米国債が最初に痛手を受けたが、クレジットスプレッドや流動性の低い資産クラスにも影響が出た。1人の人間がどれだけ市場を動かせるかを浮き彫りにした」と指摘した。
ブルームバーグの集計データによると、マークイットCDX北米ハイイールド指数 のリスクプレミアムは12.2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し368.1bpと、昨年10月以来最大。
原題:Junk-Bond Rout Accelerated by Gross Exit as Investors SeeSales(抜粋)
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更新日時: 2014/09/30 09:26 JST