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火山活動活発化 救助阻む 御嶽山 火山性微動振幅大きく 09月30日(火)

救助活動の中断について説明を受ける消防隊員=30日午前8時4分、王滝村の松原スポーツ公園

 長野県木曽郡王滝村と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火から4日目の30日、長野県警、消防、自衛隊は午前6時20分に心肺停止状態で山中に残っている24人の救助活動を再開した。だが、御嶽山に設置した地震計による観測で火山性微動の振幅が拡大。火山活動が活発化する恐れがあるとして、同7時すぎに救助活動をいったん中断し、地上から山頂に向かった救助隊員らのこの日の活動は午後0時15分に打ち切った。気象庁によると、地中の熱水などの移動が主な原因とされる火山性微動の振幅は、噴火直後の27日夜と同程度という。

 ヘリコプターによる救助再開について、県災害対策本部は30日午後に判断するとしている。県警は同日、山頂の剣ケ峰付近で29日に収容され、死亡が確認された8人のうち、残る1人の身元を東京都中央区の会社員上方麻衣さん(31)と確認した。死亡が確認された計12人の身元が全て判明した。

 県災害対策本部によると、30日の救助活動は約850人態勢で、登山口2カ所から頂上を目指し、自衛隊の大型輸送ヘリでも約180人を一気に山頂付近に運ぶ計画だった。だが、7時すぎに8合目付近で175人の地上グループが移動を中止。7時に予定していた大型輸送ヘリの離陸も見合わせた。

 午前8時から開いた県災害対策本部員会議と国の現地対策本部会議で、阿部守一知事は「二次災害に十分留意しながら救助を進める」と強調した。

 気象庁の宮下誠・火山防災官は、会議後の取材に「30日午前6時12分から火山性微動の振幅が大きくなり、(噴火後の)27日夜と同じぐらいの水準とみている。27日と同程度の噴火が起きる可能性はある。収束の見通しは立たない」と述べた。

 「(地下の)浅いところで何かが起きていると判断できる。ちょっと大きな噴火が起きる可能性は高まっている」とし、水蒸気爆発の兆候が見られるとした。一方、傾斜計やGPS(衛星利用測位システム)の観測データに変動はみられないなどとし、マグマ性の噴火が起きる可能性は低い、との見方を示した。

 噴火11分前の27日午前11時41分から続く火山性微動は徐々に小さくなっていたが、29日午後7時20分ごろに大きくなった。30日午前1時15分ごろにいったん収まったが、再び活発になったという。

 長野地方気象台によると、御嶽山周辺の火山性地震は30日午前0〜11時の1時間ごとに0〜7回。午前11時50分現在、噴煙の高さは約400メートルで南東に流れている。


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