御嶽山 きょうの捜索すべて中止に9月30日 14時35分
長野と岐阜の県境にある御嶽山の噴火では、12人が死亡し、山頂付近ではまだ搬送されていない24人が心肺停止の状態で見つかっています。
警察や自衛隊などは、火山活動の状況を見極めて捜索が再開できるかどうか検討を進めていましたが、30日の捜索はすべて中止することを決めました。
御嶽山の噴火では、これまでに長野県や愛知県、それに東京などの登山者12人が死亡し、山頂付近の「御嶽神社」や周辺の登山道で、まだ搬送されていない24人が心肺停止の状態で見つかり、69人が重軽傷を負いました。
また警察によりますと、死亡した人のうち新たに1人の身元が確認されました。
身元が確認されたのは、東京・中央区の会社員、上方麻衣さん(31)です。
30日の捜索活動は、警察や消防、それに自衛隊合わせて800人の態勢で朝から再開されましたが、気象庁の情報や山頂付近に火山ガスがたまっていることなどから、長野県などは火山活動の状況を見極める必要があるとして、午前7時すぎから捜索活動を中断していました。
長野県は捜索を再開できるかどうか気象台などと協議を進めましたが、登山道から山頂付近を目指す地上からの捜索とともに、自衛隊のヘリコプターによる捜索についても難しいとして、30日の捜索活動は午後2時すぎ、すべて中止することを決めました。
警察や消防、それに自衛隊は、来月1日の捜索活動についても再開できるかどうか検討を進めることにしています。
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