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【スポーツ】

<首都スポ>立大が今世紀初4連勝 川端、二刀流代打から3イニング0封

2014年9月29日 紙面から

4季ぶりの登板で慶大打線を封じた立大の川端=神宮球場で(北田美和子撮影)

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◇東京六大学野球<第3週第2日>

 立大、明大がともに連勝し勝ち点を2とした。立大は6−3で慶大に打ち勝ち、2000年春以来14年ぶりとなる開幕4連勝。二刀流の川端大翔内野手(4年・沼田)が代打から登板し、慶大の反撃を断った。明大は柳裕也投手(2年・横浜)が8回2死までノーヒットの好投で1安打完封勝ち。早大は、右肘の違和感で出遅れていた有原航平投手(4年・広陵)が救援で今季初登板した。

 ウイークポイントを解消しての開幕4連勝だ。絶対エースの沢田圭に続く2回戦の投手陣が手薄だった立大に、頼もしい右腕が復活した。

 190センチ、96キロの川端が、6回から2年秋以来となる神宮マウンドに立ち、最速147キロもマークして、3イニングを無失点救援。「前に投げたのは覚えていないぐらい昔。最初は緊張しましたが、次の回からは思い出せました」

 代打で出て、そのまま登板という、新タイプの二刀流。沼田高時代は4番一塁で40本塁打のスラッガー。立大で投手に転向したが、3年春に右肩を故障。この春は野手で再スタートしたが、肩も治り投球練習も再開。春2勝の斎藤が故障している今季、めぐってきた出番で圧巻リリーフ。ここまで2回戦の先発は1年の藤田だが、ひとりで投げきるのは荷が重いだけに「計算できる投手が増えたのは大きい」と溝口智成監督(46)も、小林昌につなぐセットアッパー登場を喜んだ。

 スタメン野手でヒットがなかった佐藤拓、鈴木にもタイムリーが出て投打がかみあって、開幕5連勝した2000年春以来のスタートダッシュにも成功。

 「まわりは、もしやと思うかもしれないが、そんな簡単なものではない。一つ一つやっていくだけです」と溝口監督は気を引き締めたが99年秋以来の優勝へチームのムードは最高だ。 (小原栄二)

    ◇

 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

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