◇ミヤギTV杯 ダンロップT<最終日>
優勝カップを手に笑顔の酒井美紀。左は父・正孝さん右は姉・美香さん=宮城・利府GCで(武藤健一撮影)
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▽28日、宮城県宮城郡利府町・利府GC(6499ヤード、パー72)▽晴れ、気温21・8度、風速2・6メートル▽賞金総額7000万円、優勝1260万円▽50選手▽観衆8556人
4打差の6位から出た酒井美紀(23)=国際スポーツ振興協会=が6バーディー、1ボギーのベストスコア67で回り、通算8アンダーまで伸ばして、逆転優勝を飾った。6月のアース・モンダミン杯以来の通算2勝目。福島県いわき市に生まれ育った酒井はツアー唯一の東北地区開催大会Vに大喜び。1打差の7アンダー2位に渡辺彩香(21)=ユピテル=、6アンダー3位に表純子(40)=中部衛生検査センター=ら3人が入った。
酒井本人が自分で目を丸くした。「あの…。すごいですね。すごいなと思います、4打差逆転」。1番で6メートルを沈めてバーディー発進すると、3番で3メートル、6番で6メートル、8番で1メートルを決め、一気に首位に並んだ。「9番でトップに並んでいると分かって。後半も状況を見ながらできたので、やりやすかったです」。
10番の3パットボギーでいったん後退したが、勝負どころの16番で6メートルのパットを沈め、最終18番パー5の第3打はピンそば1メートルに。バーディーフィニッシュで自身2つめの、大きな優勝カップを手にした。「東北開催大会で、アマチュアの時から(クラブ、ボールなどの使用で)お世話になっているダンロップの大会。いつかは必ず、絶対に優勝したかった」。
勝因はドライバーショットの復調。飛距離を求めてスイングを崩したが「8月初めの明治カップで申ジエさんの優勝を見て『飛ばさなくても勝てる』と思った。初日、2日目と同組で回ったアン・ソンジュさんのスイング見て勉強してたら良くなったんです」という。アンのドライバーショットを特集した雑誌記事を切り抜き、持ち歩いていたところの巡り合わせだった。
「バックスイングをゆっくり上げる」「振り切るまでボールを見てる」。そんな見出しを思い出しながらのラウンド。最終日には「フェアウエーを外したのは18番でセミラフに行った1回だけ」と持ち前の正確なショットが戻っていた。次の目標を問われると、酒井は「まだ3勝するまでの力はないので…。テレビに映って地元の人たちに喜んでもらえる位置で頑張ること」と謙虚に話した。 (月橋文美)
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