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ネットでのカード被害 約30億円に9月30日 11時02分
インターネットを通じてクレジットカードを不正に使われたという被害の額がことし上半期だけで30億円近くに上っていることが業界団体の初めての調査で分かりました。
これは、盗まれたカードを使われるなど店頭での被害額を大幅に上回っていて業界では、対策を強化することにしています。
調査したのは、クレジット各社で作る日本クレジット協会で、ネットを通じたカードの不正利用の実態について、初めて調査しました。その結果、被害の額は今年上半期だけで29億2000万円に上ることが分かったということです。これは店頭での偽造カードの不正利用や紛失や盗まれたカードなどの不正利用による被害額、合わせて21億9000万円を大幅に上回るものです。
カード会社によりますと、カードの情報を登録している通販サイトのIDが乗っ取られ不正に商品が購入されたり、コンピューターウイルスや偽のメールでカードの情報が盗まれ、不正利用されたりするケースが各地で相次いでいることが大きな被害につながっているということです。
調査を行った日本クレジット協会の大平充洋部長は「ネットでの不正使用による被害が全体の6割を占めており、今後、ますます増えるおそれもあるため、業界全体で対策の強化を進めていきたい」と話しています。
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