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海外最大規模の北斎展 パリで開催9月30日 8時34分
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フランスのパリで、江戸時代を代表する浮世絵師の葛飾北斎の作品およそ700点を集めた大規模な展覧会が来月1日から始まるのを前に、関係者に公開されました。
この展覧会はパリ中心部のグランパレ美術館で来月1日から開催されるもので、一般公開を前に29日、関係者に公開されました。
展覧会は、初期から晩年に至るまでの版画や浮世絵、それに肉筆画などおよそ700点の作品が展示される予定で、海外で開催される北斎の展覧会としては最大規模となっています。
このうち北斎の代表作「冨嶽三十六景」の通称「赤富士」や、「神奈川沖浪裏」といった作品は、フランス人にもなじみの深い作品だということです。
また「北斎漫画」と呼ばれる画集は、北斎が弟子たちのための教本として動植物や江戸の風俗文化などをおよそ3900枚に及ぶスケッチ画にまとめた画集で、フランスの印象派の画家らが当時の日本の芸術に注目するきっかけとなった画集とされています。
展覧会を監修した島根県の葛飾北斎美術館の永田生慈館長は「北斎は『冨嶽三十六景』以外にも優れた作品を残していて、この機会にフランスの人々にも知ってほしい」と話していました。
この展覧会は来年1月18日まで行われる予定です。
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