愛深き故に!敢えて言おう!『少年ジャンプ+』はカスであると!

小林 琢磨2014年09月30日 印刷向け表示
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僕はジャンプが好きだ!大好きだ!!

中学校に入学した12歳の頃からかれこれ18年間毎号欠かさず購入している。
僕の人生はジャンプと共に歩んで来ていると言っても過言ではない。
それくらいジャンプを愛している。読んでるとなんか燃えるし。

だからこそ、敢えて言おう!『少年ジャンプ+』はカスであると!

いや『少年ジャンプ+』は凄い。まじ偉大。集英社が、ジャンプが電子雑誌を発行したと言う事実は今後の電子書籍業界の歴史を変えたと言っても過言ではないターミングポイントだと本当に思う。『少年ジャンプ+』は歴史を変えた!

定期購読制度(月900円)は毎号必ず買う僕の様な人間にはお得だし、購入したバックナンバーもアプリが存続する以上永久無限に読めるし、(定期購読期間中に入手したバックナンバーも定期購読を辞めた後でも読めます。)何よりかさばらない!溜まったジャンプを10冊まとめて紐でくるめて捨てる必要ない。素晴らしい!マーベラス!!

だけどね、だけど、雑誌が255円で購入出来るのに電子雑誌だと300円で販売されている事が許せない!ビジネスとしては当然だしメリットも十分にあるんだけど、定期購読=月額課金で読者を囲い込もうとする姿勢が気に喰わない。

印刷コストがないのに何故電子版の方が紙媒体より高くなるのかと?
勿論初期コストや対応する人件費はあると思うが、印刷コストで十分ペイ出来るはずだ!
ぶっちゃけ取次ぎ業者や書店とのただの利権関係だろと。糞かと。

定期購読、超お得。僕みたいな人間には超お得。
だけどね、だけどそれって毎号で勝負する姿勢忘れてないかって。

一部の作品(『HUNTER×HUNTER』)によって雑誌の販売率が変わるのはよく分かる。『HUNTER×HUNTER』が掲載されているジャンプとそうでないジャンプで売上が変わる事は良く分かる。なんなら僕は『HUNTER×HUNTER』が連載されているジャンプなら1,000円だって購入するだろう。だからこそ、その売上の波を均等化したいってのはビジネスマンとして良く分かる。

でもジャンプがそれをやったら駄目でしょうが!!

一部の作品によって売上が変わるなら、毎号『HUNTER×HUNTER』を連載しろよって。『HUNTER×HUNTER』が連載出来ないなら次の『HUNTER×HUNTER』を生み出せよって。

それが、それこそが、面白い作品を生み出す事が出版社の役割だろって。

ビジネスモデルは超大事だけど、出版社が、いや天下のジャンプが覇道で勝負しなきゃ誰が勝負出来るんだって。

僕はジャンプが大好きです。
毎号必ず購入してます。愛してます。

ジャンプを超えるのはジャンプだけ。

その通り!その通りなんだよ!!

だからこそ、だからこそ、『少年ジャンプ+』はもっと勝負出来るだろって。
『少年ジャンプ+』が本気を出せばキャズムを超える事が出来るだろって。
何がジャンプを超えるだ!?既存のモデルを打破してこそのイノベーションだろって!!

愛深き故に僕はそう言いたい。

ジャンプを超える所を僕は見てみたい。

以上、小林が現場からお伝えしました。


※ちなみに今ジャンプ作品の中で一番注目している作品は『僕のヒーローアカデミア』です。

 

 

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