ロイター通信などの報道によると、香港で民主化を求める市民によるデモは29日、香港中心部の政府庁舎周辺を占拠したのに加え、隣接する金融街・セントラルの幹線道路も占拠するまでに広がりを見せている。

 

　これは、香港行政長官の選挙制度をめぐり、民主派の立候補者が事実上排除されていることに反発してのもので、デモの参加者は主催者発表で8万人に達したという。

 

　警察当局は28日夜から催涙弾を発射するなど対立が激化しており、これを受けて香港市場は続落、株価指数であるハンセン指数は2か月半ぶりの安値となるなど混乱が続いている。

 

（DAILY NOBORDER編集部）

写真提供：相馬勝氏