牛丼店「すき家」を運営するゼンショーホールディングス(HD)は30日、全店の約6割にあたる1167店で10月1日から午前0~5時の深夜時間帯に休業すると発表した。人手不足により、問題となっていた深夜の1人勤務の解消は難しいと判断した。
同社は深夜に1人で勤務する体制でコストを切り詰めてきたが、7月末に第三者委員会から指摘を受け、9月末までに同体制を解消する方針を発表していた。しかし、外食業界全体の課題であるアルバイトの確保が思うように進まなかった。
併せて、すき家事業を担当する事業会社の社名をゼンショーから10月1日付で「すき家本部」に変更すると発表した。すき家は全国に1981店を運営する牛丼チェーン最大手。
すき家、ゼンショーホールディングス